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ここのところ、次第に霧の日が増えて来ました。昨日より濃い霧のために、ヒースロー空港での飛行機の離着陸に困難を生じ、一部フライトのキャンセルが出ているようです。
時間がないので簡単に。
3週間前には息子が、先週は娘が熱を出し、1週間学校をお休みするはめになりました。
症状からすると、2人ともマイコプラズマのように思いました。娘は息子から感染したのでしょう。
おかげさまで二人とも完治しており、もう人にうつす心配もないと思います。
古典的にはオリンピック熱などといわれ、オリンピックの年にはやるといわれていましたが、この法則は現在ではそっくりとは当てはまりませんが、イングランドの感染症サーベイランスのここ20年ほどの推移を見ると、2011~2012に感染のピークがきてもおかしくないようなデータに見えます。
僕の子供たちの周辺では風邪がはやっていて、そのすべてがマイコプラズマとは言いませんが、もしかすると流行の可能性もありますので、ロンドン在住のお子さんで発熱とともに咳が次第に強くなってくる場合は、GPを受診して抗生剤(マクロライド系の抗生剤、エリスロマイシンかジスロマックがマスト。これらはよく効くのですが、欠点は子供には「苦くて飲みにくい」ことですね)を処方していただくことをお勧めいたします。
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テーマ:GR DIGITAL - ジャンル:写真
- 2011/11/21(月) 13:12:42|
- GRD2
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| コメント:8
こんばんは。お疲れ様です。
マイコプラズマ、日本でも話題になってきているようです。
お医者さんがマイコプラズマと診断するのが遅れ、効果のあるお薬をもらえない場合があるとかテレビで言ってました。
子供さんが罹りやすいとも聞きました。
ケンさんのお子さま、もう完治されたんですね、咳や熱でしんどかったと思います。
写真、霧が出てますね。霧のロンドンって昔言ったような、、、^^
飛行機が飛ばないぐらいだとかなりの霧だったのでしょうね。
ところでとってもローカルな質問なんですが^^;北千里のいこい飯店さん、何かお薦めってありますか?
時間があればお昼ごはんに立ち寄ろうかなと考えてます(もし行けなかったらごめんなさい)
- 2011/11/21(月) 14:06:45 |
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- kaotti1 #Oob10Koc
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天皇陛下もマイコプラズマの感染かもしれないとの報道は僕もみました。
小児科だと、喘息などの基礎疾患のない元気だった学童期の子供が気管支炎や気管支肺炎用の症状を伴う場合は、10中8~9はマイコプラズマが原因(逆に言うと、元気な子はそういう状態に落ちることはほとんどなく、あり得るとしたらマイコプラズマくらいしかない)なので、普通の小児科医ならば常識的に見逃されることは少ないように思います。成人(特にお年寄り)の場合は、僕は小児科医なので経験がありませんが、「疑うこと」が診断の第一歩かもしれませんね。
霧の日が多くなると、もうやっぱり冬なんやなぁと思うようになりました。4年も暮らすと、だいたい年間とおしてこんなもんやという実感が持てるようになりました。
いこい飯店ですかぁ。懐かしい。大学病院にいたときにはよく出前を取りました。まあ、普通の大衆中華料理屋さんなので、何を食べても美味しく食べられると思います。とりたてて名物があったようには記憶してません。唐揚げだけはは当時はとても固く、一部の同期の連中にはあまり評判が良くなかったのを覚えていますが、今は改良されているかもしれません。あまりお役に立てなくてすみません。
- 2011/11/21(月) 17:57:23 |
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- Dr Ken #-
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こんばんは。
それは大変なことでしたね。単なる風邪ならしょうがないとしても、マイコプラスマは嫌ですね。一週間も休まなくてはいけなかったなんて、さぞ辛かったことでしょうね。でも、今では治られたようで、何よりです。子供が病気をするのは、自分が病気になるよりいやですね。
- 2011/11/22(火) 00:46:10 |
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- surgeon24hrs #xJW3mR9c
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Ken先生、大変ご無沙汰しております。
お元気そうで何よりです。
霧のロンドンも懐かしいです。今季は、ロンドンの友達に会いに行けそうな気がします。
今度子供版のACLS、PALSを受講します。子供の重症化は、いつもお母さんたちがしているように、普段と違うなって気付くことである程度の認識ができたら、重症化が防げるんですよね。そんな知識とシュミレーションを学んできます。
- 2011/11/22(火) 06:44:09 |
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- あき #-
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先生、温かいお言葉、ありがとうございます。
おかげさまで、抗生剤はよく効いてくれましたので、こじらせて入院せねばならない肺炎にまで進展せずにすみました。小児科で病院勤務しているとしょっちゅう診るわけですが、さすがに我が子のことになると、入院までに至ると大変だなぁと思いました。医者の仕事だけしていると、なかなかそういったご家族の気持ちにまで頭が回らなくなってしまうのはいけないことですね。だからといって、入院の説明をする際には必要だから説明する訳で、家族が面倒だからやめるという選択はないのですけど。
時節柄、アラバマも寒暖の差が激しいご様子ですので、先生もご家族の皆様もご自愛ください。
- 2011/11/22(火) 15:35:47 |
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- Dr Ken #-
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こちらこそ、ご無沙汰です。ロンドンへ来られますか?その際にはご一報を。
親の意見を聞かずして小児科医療は成り立ちません。特に、大きな病院で外来をすると、「何年も見続けてきた子供たち」という訳にはいきませんので、個人差も考慮すると、やはり親(母親)の意見が一番的を得ています。もっとも、「心配しすぎて杞憂にすぎない」ケースも昨今は少なく産んで大事に育てる時代となり多いとは思いますが、それを「大丈夫」と言ってあげることも、昨今の小児救急では要求される仕事となってしまいました。
- 2011/11/22(火) 15:39:25 |
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- Dr Ken #-
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yoさん
これ、朝の7時過ぎですね。今は日の出が7時半頃、日の入りは4時頃です。冬至に向かって、日照時間はさらに短くなっていきます!
- 2011/11/22(火) 15:41:18 |
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- Dr Ken #-
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