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英国医学研究留学記

Vienna day2 (2)

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シェーンブルン宮殿のカフェで一服し英気を養った後、次の目的地へと移動です。
次は、ベルベデーレ宮殿(Schloss Belvedere)を目指すことにしました。
そのためには、一度、Karlsplatzまで戻る必要がありますので、地下鉄U4線で戻ってきました。
写真は、建築家オットー・ワーグナー(Otto Wagner)が設計したカールスプラッツの駅。この建築家も19世紀末に活躍した世紀末の人物で、町中にはこの人が設計したマンションなど、どれもがインプレッシブな建築がいくつも有ります。

カールスプラッツ駅の地上にこのようなアーチが二つ対になっていて、片方がカフェ、もう片方が地下鉄への入り口および博物館になっています。

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ベルベデーレ宮へ行くには、トラムのD線に乗って行くことにしました。これを捕まえるためには、一度リンクまで出ねばなりません。

その途中に、見えてきました!音楽好きにはたまらない、これは楽友協会、ムジークフェライン(Musikverein)です。ウィーンのニュー・イヤー・コンサートが行われる場所というとピンと来る方が多いのでは。そして、ここはウィーン・フィルのホームでもあります。

悔しいかな、この時点で後2週間もすれば音楽のシーズンはスタート。楽友協会の掲示板には、例えば9月6日(この記事を書いている日から4日前)にはシカゴ交響楽団がリッカルド・ムーティ(Riccard Muti)指揮でプロコフィエフの「ロミオとジュリエット」を演奏するなんてポスターなんかが張ってあったり。写真の右下にはクラウディオ・アバド(Claudio Abbado;2002年までのベルリン・フィルの指揮者)氏の名前も見えていますね。9月28日にOrchestra Morzartを指揮してモーツァルトの「ハフナー」やメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」をやるみたい。実は、卒業旅行で、音楽好きの同級生W君(6月7日の記事に登場したW先生と同一人物です)と、ここへ当日券を買って聞きに来ました!18年前のことです。その時はウィーン・フィルのコンサートは滞在期間中は無くて、ジュゼッペ・シノーポリ(Giuseppe Sinopoli;2001年に心筋梗塞で急逝)指揮ドレスデン・ザクセン州立管弦楽団でシュトラウスの曲を数曲とメンデルスゾーンの交響曲「イタリア」でした。また聞きに来たいな。

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トラムD線に乗り、Belvedere駅で下車すると、目の前が宮殿です。ハプスブルグ家に仕えるプリンツ・オイゲン(Prinz Eugene)公の夏の宮殿として建てられたものです。

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現在は、美術館として使われています。ここの魅力は何と言っても19世紀末のウィーンを代表する画家、グスタフ・クリムト(Gustav Klimt)の最大のコレクションが有ることでしょう。残念ながら館内は撮影禁止(皆ぱしぱし撮っていましたけど)。興味の有る方は下記URLを参照。
http://www.belvedere.at/jart/prj3/belvedere/main.jart?rel=en&content-id=1169655781728&j-dummy=active&reserve-mode=active
有名な「接吻(Der Kuss)」「ユディトI(Judith I)」もここに展示されています。

この画家は僕の好きな画家の一人ですが、妻もとても気に入ってくれたようです。子供たちは空調が利いていて涼しかったのが良かったみたい(笑)。

Musikverein - Google マップ

テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行

  1. 2011/09/10(土) 21:58:49|
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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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