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英国医学研究留学記

教職員のスト(大学は蚊帳の外ですが)

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まだちょっとだるさが残るものの、だいぶ復活しました。
今日も朝の7時の時点で既に20℃を超える気温で、最高気温はシティの中心で32℃ほど。ロンドンでは「目一杯にやる気を出した夏の天気」で、昨夜は、ロンドンで年に数日あるかないか位の「やや暑くて寝苦しい」夜になりました(でも熱帯夜には決してなりません)。大阪の最高気温が33℃くらいでしょうから、今日だけ見るとあまり変わらないようですが、湿度が全然違うので、日陰での過ごしやすさはロンドンに完全に軍配が上がります。それでも、これくらいの気温になるとそれなりに湿度も高いことが多いので、天気予報なんかでは"sticky"なんて表現を使ったりしています。関西から来たものからすると、これくらいでぶーぶー文句を言っている様じゃぁ、「真夏の大阪に来てみろ!」と英国人達に云ってやりたくなりますが。もちろん、家にクーラーなんてどこの家にも有りませんし、大阪の真夏のように「クーラー無しじゃあ全く寝る事が出来ません」という事なんか、まず100%ありません。

今日はうちの子供たちが通うprimary schoolではinfant school(receprionクラスからYear 2まで)の運動会でした。ちょっと暑すぎますが、天気がよかったので楽しく出来たのではないかと思います。僕は仕事の都合がつかず見に行きませんでしたが、妻はカメラ持参で見に行っていると思います。まあ云ってしまうと、日本の運動会のような大々的なイベントではないのですけどね(意外とこじんまりとしたイベントです)。

今週の木曜日に、イングランドとウェールズではNational Union of Teachers (NUT)と the Association of Teachers and Lecturers (ATL)の二つの学校の先生の組合が企画した学校の先生のストライキが予定されています。もう、地下鉄や航空会社のストなど、日本と比べると毎年必ず何らかのストが敢行されますから、surgeon24hrs先生のおっしゃる通り、ストは立派な欧州の文化なのでしょう。今回の争点は、学校の先生の年金の改善だそうで、今のままではより長く働きより多く払わないと行けないのに、定年退職後の受給額はより少ないものになるので、これをなんとかしろ、という事のようです。う~ん、これって日本の国民年金のような事態になったら、英国では暴動が起きるんじゃないかという気がします。このストはBBCのニュースなどでは数日前から話題に上っていて、教育担当大臣のMichael Goveが「ストは今までの教師達の名声を貶めるので辞めるべきだ」などという声明を出しても、全く辞めようと云う気配はなく、うちの子供が通う小学校も、5年Receptionクラス(6/28訂正)と6年生以外の学年は休校と相成りました。突然の休校のアナウンスに、子供たちは歓喜の声を上げる一方、妻などはぶーぶー文句を言っています(そりゃそうでしょうね、笑)。

明日の最高気温は、22℃程度まで急降下の予定。風邪を引かないように要注意です。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2011/06/27(月) 17:07:43|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

英国も暑そうですね。
まぁ仰るとおり関西の暑さと比べるとまだ楽そうですが。。。
ここんところの暑さはハンパじゃなくなってます、6月なのにおかしいぐらい。
昨日九州が梅雨明けしましたし。。
先日節電してみようとめちゃ暑かった夜でしたが、エアコン入れずに寝ました。
はい、暑さで悪夢にうなされること3回、その度目が覚めてしまいました。トホホ
これからは上手に他で節電心掛けようと思いましたよ。

私が学生の頃、ストは時々ありましたねぇ。
特に私鉄、それと学校の先生も。
OLになって春闘とか時間限定ですがストとかもやってました。
日本人って段々大人しくなってしまっているというか、流されている感じ、
ややこしい事に関わりあいたくないって感じになってきているように思う事あります。
ウチの息子もそうなんですよね・・・
  1. 2011/06/29(水) 00:31:34 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Oob10Koc
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kaotti1さん
なんだか毎日ゆとりが無くて、そちらのブログにも全然顔を出さずに済みません。
日曜日と月曜日はやや蒸し暑い感じでしたが、火曜日から日差しは強いものの肌で感じる季節感は関西に行ける晩秋に近いです。北海道に夏場に行ったことはありませんが、もしかしたら凄く近いのかもしれません。関西は、これから地獄ですね(笑)。節電は良いのですけど、お年寄りや子供たちが熱中症にならないかが心配ですね。関西の都市部に置ける夏場の天気は、もはや空調無しでは人の住める所ではないような気がします。緑と水辺が少なすぎますね。もっと多ければ、多少ましなのかもしれません。

ややこしいことにかかわらんとこっていう風潮、確かに有りますね。事なかれ主義、臭いものにはふたをしろ、見て見ぬ振りとか、無関心、これは昔から持つ日本人的な気質の一つかもしれません。正直に云うと、僕の中にも多かれ少なかれ有るとおもいます。災害現場でのボランティアの若者のような、行動力ある頼もしい若者達も多く居ますが、一方では無気力とも思える若者も以前にも増して多く居る気がして、その極端な二面性に戸惑います。
  1. 2011/06/29(水) 14:42:06 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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