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英国医学研究留学記

修行の旅

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今週は水曜日から、日本にいたときの研究室の後輩達(ポスドクと大学院生)が、フランスでの学会に参加した帰りにロンドンまで足を伸ばして僕のところにたずねて来てくれています。
久しぶりの懐かしい顔ぶれに再会し、同じ釜の飯を食べた同士として、わざわざ尋ねて来てくれた事をうれしく思いました。

昨日、良い機会なので、僕のいる今の研究室の皆さんに、彼らの研究内容をプレゼンテーションしていただきました。
人前でプレゼンをする事はとても緊張する事ですが、研究者を目指す以上、研究費獲得のためや自身の研究内容を他者と議論して深めて行くために避けて通ることは出来ません。
特に営利企業ではないアカデミックな研究施設で研究しているのならば、自身の研究の意義を、論文や学会発表と言う形だけで無く、一般社会に向けても発信していく必要があります。
また、国際的な活動は不可欠ですから、英語で出来なければなりません。

プレゼンをうまくなろうと思うと、やはり場数を踏む事も重要で、特に学生さんの方は英語で人前で発表するのは初めての経験だったので、とても良い刺激になったと思います。
学会のついでに、学会の会場の近くの(自分が興味を持っている)ラボに事前にコンタクトをとって訪問し、そこで自分の研究内容を紹介したり、先方の研究内容を紹介してもらって意見を交換したりと言ういわば「武者修行の旅」は、自分の経験に照らし合わせてみると、とても自身の研究者としてのスキルアップに大きく役立って来たと思っています。
僕の所属する研究室の英国人は、僕のたどたどしいなんちゃって英語に慣れているので優しく辛抱強く話を聞いてくれます。
いきなり学会とかで口頭で英語の発表をさせられる前に、そういう連中の前でこのような機会が持てたのは、学生さんには貴重な体験だと思うのです。

学生さんの研究内容は、僕が留学する直前の頃はまだまだ論文にまとめるには足りないものが多く、もっと頑張らないと難しいなと言う感想を持っていたのですが、この一年で飛躍的な進展を見せていて、驚いたと同時に、僕も頑張らないとなとすごく刺激と言いますかエネルギーを頂きました。
かなり良い仕事に仕上がりつつあるので、あともうちょっとと言う感じですが、近い将来に無事にどこかのジャーナルに受理されて、紙面で論文自体を見るのを楽しみに待っていたいと思います。

セミナー後は研究所を案内して、市内観光に連れて行きました。
かなり歩き回ったので、多分かなりくたびれたと思います(笑)。
今日は、僕は仕事をしていますが、彼女らはまた一日ロンドンを観光し、明日の土曜日には帰国の途に着く予定です。

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ビッグベンの前にてこの日の遅いランチ。

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バッキンガム宮殿前にて。

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Bank付近で歴史あるパブの前で。

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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/09/19(金) 14:57:24|
  2. 研究
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:3
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旅も修行

この頃では海外に行く若者が少ないとのこと。若いうちに海外を(で)経験する(旅は全てが修行)というのはとても重要なことだと感じています。
若者の旅スタイル(バックパッカー・スタイル)は今もあまり変わらないのでしょうか。なんだか懐かしい光景ですね。と言いましても、当方はもっぱらキャリーカートにトランクを載せた旅人スタイルでしたがv-356

ところで、英国では斜め掛けバックは危ないという定説はないのでしょうか?ちょっと気になったものですから。
  1. 2008/09/24(水) 00:25:06 |
  2. URL |
  3. cafe owner #yw4sqTbg
  4. [ 編集]

ロンドンの若い旅人達

こんにちは、cafe ownerさん。この記事と拍手へのコメント、いつもありがとうございます。
ロンドンの中心街は今の様に季節が良くなくなっても観光客でいっぱいですが、さすがに今の時期はバックパッカーは少ない様に思います。夏場はやはり多かったですよ。いまから20年くらい前に、ロンドンにバックパッカーとして来ていたのを懐かしく思い出しますが、日本人らしいバックパッカーは見なかったですねえ。夏場は日本人観光客もいっぱいいましたが、ほとんどが家族連れか出来合いのパックツアー客に見えました(服装がこぎれいでブランドバッグなんかを手に提げている)。若いうちに外の世界を体験する事の重要性は同感です。
ロンドンは治安が良いです。特に観光地の中は警察も多いですし、油断は禁物なのでしょうが、テムズ川の北側は日本とさほど変わらないと錯覚しそうです。貧困層の多い地域は注意した方が言いでしょうね(あまり近づいた事はありませんが)。斜めがけバッグが危険と言う話は聞いた事が無いですが、鞄は肩からかけるにしても、自分の視界に入れる様な持ち方をするのが安全だと言う話は聞いたことがあります。僕は通勤もバックパックですけどね。こちらでは、ブランドの鞄を持ち歩いている人もほとんどいません。分相応なのでしょうか、ビィトンなんかを持っている女性を見かけたりしますが、日本の様に猫もしゃくしも持ち歩いている様な事は全くありません。女性なんかは伝線したストッキングも平気ではいていたりしますから、これ見よがしなブランドで固めた格好さえしなければ(大金を持っていそうに見えなければ)、ちょっと気を配りさえしていれば大丈夫な気がします。
  1. 2008/09/24(水) 08:59:00 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

補足

書き忘れです。昼間はOKですが、夜間は地域によっては解りません。今年はまだ聞いていませんが、大使館からの情報で、昨年は何件か会社帰りの日本人が数人の男に人気の無いところで襲われ金品を奪われてけがをする事件が数件報告されています。人通りの多い所は基本的に大丈夫ですが、日本と違い繁華街でも夜間は人気が無くなるため(夜中の飲食店の営業は法で規制されています。つい2~3年前までまで土日もスーパーですら規制でお休みでした。)、夜遅くにうろうろするのは危ないのではないかと思います。僕の住んでいる地域は、警察の情報を見ても事件の少ない比較的安全な地域で、仕事の都合で午前様になったときも身の危険を感じたことがありません。これは、たまたま運がいいだけなのか住んでいる地域がそれほど安全だからなのかまでは断言出来ませんが。
  1. 2008/09/24(水) 09:09:33 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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