GRD2 ISO100 f3.5 1/200s
毎日、雨ばかりで鬱々として来ますが、週末はよい天気でした。
以前にもちらちらと書いてきましたが、日本にいたときにはデジカメを欲しいと思った事は一度もありませんでした。
フィルムで撮るのが楽しかったし、不自由していなかったからです。
それがロンドンに来て一変。
フィルムが高いし、現像も高いし、そもそもフィルムを実際に手にとって買い辛い。
ポジフィルムに至っては、現像を簡単に受け付けてくれませんし、売っている商品そのものを見た事が無い。
欲しい人はネットで買えと言う事でしょうか。
悲しくなってしまいました。
デジタル一眼はもっと性能が成熟してから......と考えていて、上記フィルムの事情で当初は仕方なくGR Digital IIに手を出した訳ですが、これがデジカメを考え直すきっかけになろうとは、最初は思いもしませんでした。
いまは、
GRD2を通勤のときでも常に持ち歩いて、とても楽しく使っています。
Nikon D3の画質クオリティーでフルサイズ・センサーのカメラが10万円台で出てくれたら、フィルムの一眼を一台手放してデジイチを考えても良いかななどと考えていたら、NikonがD700をリリース。
あと一息ですねえ。
20万円オーバーははっきり言って大蔵大臣は納得させられませんし、手持ちの機材を下取りに出すにしても資金繰りが苦しいですが、数年後には間違いなくこのクオリティーが10万円台になるでしょうね。
そこまでくると、俄然食指が動きます。
機械式フィルムカメラと違って、どうしてもデジカメはコンピュータの様で、物としての思い入れが持ちにくいです。
最近、個人的にちょっと「おっ」と思ったのは、Sony α900。
Zeiss製レンズがフルサイズのイメージサークルをカバーしているので、あちこちでフルサイズの一眼がそのうちSonyから出るのではないかと噂はされていましたが、とうとう出てきました。
実売価格は30万円台みたいですが、なんと言ってもフルサイズのセンサーのカメラでZeiss様が使える事実にはクラクラします(笑)。
色乗りやコントラスト、立体感など、Zeissで撮った写真には、時々ドキッとします。
でもZeissレンズを使いたかったら、個人的にはマニュアルフォーカスが好きなので、NikonのカメラにコシナZeissレンズで十分なんですけどね。
ZFマウントレンズが発売になったときには、NikonのボディーでZeissが使えると言うのは夢のような話でした。
そういえば、まだ京セラContaxが元気だった頃はZeissレンズを購入することを、「お布施する」と言っていましたっけ。
どんな絵作りなのか、追々レビューが増えてくるでしょうから、是非見てみたいです。
ただ、α900の外観は、個人的にはもう一つです。
京セラContaxの一眼の様なデザインだったら、良いのになあと思います。
何となく工業デザインは、一昔前の方が洗練されていて、今のは曲面が多用されてすぎていて個人的にはあまり好きになれません。
Nikonの最近のデザインしかり(ジウジアーロよお前もか、って言う感じ)、Canonはその極地じゃないでしょうか。
プロじゃないアマチュアは、仕事で使う訳ではないので、性能云々だけじゃなくて、物として思い入れられるかどうかも大事だと思うのですが、いかがでしょうか。
Nikon F3とかContax RTSとか格好よくて、なぜか惹かれるんですよね。
一方、LUMIX G1にはがっかりしました。
あちこちで既にブログなどで語られているので僕が今更言うのもなんですが、マイクロ・フォーサーズには少し期待したのですが。
デザインだけの問題ではなく、あれでは写真好き・カメラ好きには全く響かないでしょうね。
ロンドンに来て、物欲刺激系雑誌(モノマガジン、アサカメ、ポンカメ)が全くみれないので(ロンドンの日本書籍専門店では僕には”法外”としか思えない値段で売っています。もちろん買えません。)、妻は喜んでいます。
GR BLOG トラックバック企画「Candid」に参加
テーマ:雑記 - ジャンル:日記
- 2008/09/15(月) 00:18:17|
- 未分類
-
| トラックバック:0
-
| コメント:0