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英国医学研究留学記

歴史

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今日は朝方は曇り空でしたが、午後から日が射していて、今窓の外を見るとさわやかな夕焼け空です。

今日のニュース、は今朝からローマ教皇のPope Benedict XVI世の英国訪問一色という感じです。
Papal visit: Thousands attend Mass in Glasgow
英国に取っては、結構意義深いローマ教皇の公式訪問だと思います。なぜならば15世紀末に誕生したチューダー朝2代目の王ヘンリー8世が離婚するためと英国を統一する道具にするため16世紀にイギリス国教会が設立されて以来、ローマ・カトリックと対立が深まったという歴史的背景があります。前法王が非公式に英国訪問をしていますが、公式訪問は16世紀以来なわけです。

これによって、英国とバチカンの間に和解が進むのではという期待がある反面、昨夜のBBCニュースなどによると、同性愛などを認めないカトリック教会に対する英国市民の根強い反発もあるそうで、そうは簡単に行かないようです。歴史的には、国教会とカトリックは血で血を洗う闘争の歴史的背景もありますので、こういうのは根深いと思います。例えば、エジンバラ大にいるB教授にエジンバラの町を案内してもらった際に、国教会とカトリックの対立が如何に根深いかの一例として、グラスゴーにあるサッカーチームのセルティックとレンジャーズの話を聞きました。この2チームはライバル・チームですが、セルティックはカトリック系、レンジャーズは国教会系という背景もあって、サポーター同士のいがみ合いは、下手をすると殺人が起きるほど激しいのだそうです。

ちょうど今、上の娘(現地校4年生)が学校でチューダー朝の勉強をしています。ヘンリー7世の8人の子供の名前をすらすらとそらんじて言えるのに、驚嘆しました(習ったらしい。もちろん僕は言えません、笑)。娘に取っては、ちょうどタイムリーな話題かも知れません。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/09/16(木) 17:50:02|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:10
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コメント

お早うございます。
写真、秋を少し感じます。
こんなところ散歩したら気持ち良さそう^^

宗教関係のゴタゴタは欧州では多そうですね。
歴史で学んだだけじゃなくて、現在もそんなことがあるのは少し驚きですが。。。
そう言えばアイルランドはもう静かなんでしょうか。

お嬢さん、すらすらと言えるなんて凄いですね。
時々子供にはびっくりさせられるとこがありますよね。
ウチの息子は3,4歳ぐらいの時、遠近法を使ってウルトラマンをいっぱい描いていたのを見て、
ビックリしました(笑)

↓ ケンさんが悲観論者だった。。。そうなんやぁ。。。って思いました。
でも、きっとそれだけ命を預かるお医者さまのお仕事は、肉体的にも精神的にも計り知れないほど大変なんだと改めて感じました。 

Que sera sera
Whatever Will Be, Will Be。。ですか?
沖縄なら なんくるないさ
どこかでそう思っている私はやっぱり脳天気です。


  1. 2010/09/16(木) 23:05:22 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Oob10Koc
  4. [ 編集]

キリスト教内でさえ、あれほどまでに深刻な対立関係があるということに、
否応なく、人間の業を感じさせられますね。
  1. 2010/09/17(金) 05:39:17 |
  2. URL |
  3. kk #1jhbtX.k
  4. [ 編集]

日本では、AXNミステリー『THE TUDORS~背徳の王冠~』という番組がCSやケーブルテレビで放送されています。私は見ていませんが、日本でも案外タイムリーな話題かもしれませんね。

宗教対立は深刻な問題ですよね。海外の対立はスケールが大きすぎます^^;
日本はそういう意味では平和なのかもしれません。仏教の宗派で殺しあうほどの対立はありませんものね。ただ最近、新興宗教のおかしいのが問題を起して逮捕される事件があったりします。宗教といえる内容ではなかったですが^^;
  1. 2010/09/17(金) 11:58:31 |
  2. URL |
  3. TOYO #LkZag.iM
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2010/09/17(金) 12:52:19 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

こんばんわ~

落ち葉の感じが秋っぽいですね~v-35
下側多めの構図もぴったりです
法王イギリス訪問は日本でも報道されてました
確かドイツ人の法王ですよねv-499
ヨーロッパの人の感覚だと国内旅行に近いと思うんですけど...
意外な溝があったんですね~
  1. 2010/09/17(金) 13:49:55 |
  2. URL |
  3. yo #vYXebdWU
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kaotti1さん
順調に広葉樹の葉が散り始めています。少し秋どころか、気分は完全に「晩秋」ですよ。既に気候がそんな感じです。
アイルランドは、時々今でもいざこざがあります。潜在的にはまだまだIRAがらみのテロが起こってもおかしくないです。北アイルランドの問題こそ、カトリックと英国国教会の対立の縮図と言っても良いのじゃないかと思います。

医師をしていたときには、医者の仕事なんてなんて非生産的なとさえ思うことがありました。人を生かすどころか、死を看取る仕事かも....とか。でも、一所懸命仕事をすれば、人をハッピーにする事のできるやりがいのある仕事である事は間違いないのですけどね。

もともとくよくよ考えるたちなので、自分で意識して考え方をうまく持っていくようにコントロールするように心がけています。大人になった、という事なんでしょうかねぇ....

Que sera sera 、映画「知りすぎていた男」は面白いですね、好きな映画です。
じたばたしたって、なるようになるんですよね。
だったら、当て推量で事態を悪くするのは損なんですよね。そういう時こそ、じっと止まってよく考えるべきで、なかなか奥の深い言葉だと思います。
  1. 2010/09/17(金) 18:20:58 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kkさん
民族間の紛争と宗教間の紛争が、ひょっとすると今までの歴史の中では最も激しい紛争と言えるのかもしれませんね。人間を幸福にするための信条であるはずのものが、最も人間の醜い面をさらけ出させるとは、皮肉な事だと思います。
  1. 2010/09/17(金) 18:23:13 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

TOYOさん
基本的に単一民族の国で、しかも稲作を基盤とした農耕民族だった事も、日本ではそのような深刻な対立を生まなかった原因なのかもしれませんね。
カルトや新興宗教が台頭するのは、やはり社会全体が頽廃している兆候かも知れません。
それと「お金」と結びついているところが、また別の問題を生んでいるのだと思います。
  1. 2010/09/17(金) 18:27:32 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

2010/09/17(金) 12:52:19の鍵コメさん

そうです。よろしくお願いいたします。
また、いろいろとありがとうございます。
  1. 2010/09/17(金) 18:28:50 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: こんばんわ~

yoさん
おなじみ、僕の職場がある大学キャンパスの中庭です。
1ヶ月前までは、ベンチに座って読書している人も多かったのですが、さすがに寒くなってこのように寂しげな空気が漂っています。
英国人からすると、ドイツ人も嫌いなので、ますます複雑なのかも(笑)。
知り合いの日本人女性(英国人の男性と国際結婚されています)がおっしゃるに、旦那さんが「万が一離婚しても、ドイツ人とだけは絶対に再婚してくれるな」言うそうで、それほど英国人はドイツに良い感情を持っていないようです。
  1. 2010/09/17(金) 18:32:22 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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