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英国医学研究留学記

二百二十日

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もはや気温が20度あるかないかという日の方が多くなってきた気がします。
既に「晩秋」って云う感じです。

BBCのニュースを眺めていたら、日本の記事が目にとまりました。100歳以上のもはや実在していない人の数が想像以上に多いことが分かってきたという例の話です。
More than 230,000 Japanese centenarians 'missing'
戸籍の制度や年金の問題など、如何に日本の行政が管理している基本的な情報がいい加減かがこうも露呈してくると、何を信じたら良いのかと考えてしまいます。

体調を崩して寝転がる時間が長かったせいもあって、スウェーデンの作家Stieg Larsson著のMillennium三部作を、一ヶ月ほどで一気に読破しました。これ、話題になるだけあって、かなり面白いです。今でも本屋のベストセラーのコーナーに並んでいます。スウェーデンを舞台にしたクライム・サスペンスですが、読み出すと止まらなくなりました。邦訳も既に出ているようですが、英語も平易ですし、初めて英語のペーパーバックに挑戦してみようかなと思う人にもお勧めです。ペーパーバックを読破した経験の無い方には「分厚さ」が難敵かもしれませんが、少々分からない単語を読み飛ばしても内容は十分に理解できると思います。逆に本の厚みが薄くても、中身がつまらなければ多分読破できないと思います(一冊読み切ると、気持ちがかなり楽になって、自信がついて次も何か読んでみようと言う気になるはず)。作者は社会現象になるほどベストセラーになるのを知らずして、2004年に亡くなってしまっていて、これの続編を読めないのは誠に残念です。いま、ロンドンでは2作目の「The Girl Who Played with Fire」の映画が公開中です。





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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/09/10(金) 17:32:09|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:14
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コメント

こんばんは。

具合はいかがですか?
ここ数日、お天気は良くても涼しい日が多いので、体調を崩しやすいですよね。
夏の疲れも出ているのでしょうか、無理せずお大事にしてください。

この本、面白そうですね。今度チェックしてみます!
  1. 2010/09/10(金) 20:48:30 |
  2. URL |
  3. yuka #JyN/eAqk
  4. [ 編集]

こんにちは

こんにちは。

世界一長寿の国、日本。果たして統計はどこからくるのでしょうと、先日不思議に思いました。戸籍?(たぶん違うでしょうね) あるいは住民票? あるいは国勢調査? 

役所は我々にはうるさく言うくせに、自分達は全然きちんとしていない、という年金問題に次ぐ好例ですね。
  1. 2010/09/10(金) 21:21:20 |
  2. URL |
  3. surgeon24hrs #xJW3mR9c
  4. [ 編集]

Re: こんばんは。

yukaさん
お気遣い、感謝です。
えぐい描写も有りますが、この本、サスペンスものがお好きならば間違いなく面白いです。地下鉄の中でも、未だに読んでいる人をよく見かめますよ。
スウェーデン製の映画は、3作目ももうじき登場する様ですが、ハリウッドではあのデヴィッド・フィンチャーが監督をしてリメイク板を製作する事がすでに決まっている様です。
  1. 2010/09/10(金) 21:28:28 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: こんにちは

surgeon24hrsさん
今晩は。体調を崩してしまい、先生のブログにもしばらく足を運んでいませんでした。
日本の平均余命には、これだけ長寿の人達が「幻」でも、あまり大きな影響は無いんじゃないかと思うのですが、いかがでしょうか。公衆衛生では常識的に語られていますが、平均余命の延長に大きく寄与しているのは「新生児が死なないこと」だからです。お年寄りの年齢が上がった影響よりも統計的にはこちらの方が寄与が大きいのですよね。
小児科医としての僕たちの自負でもありますが、世間ではあまりに知られていないのが悲しいです。
役所には腹が立ちますね、レセプトとか。大学病院の事務方を含め、木っ端役人達は特に嫌いです。
  1. 2010/09/10(金) 21:33:57 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

生存確認を怠っていた行政もしかりですが、自分の親がなくなっているのに遺体を放置していたり、年金欲しさに届け出をしていなかったり、まるでオカルト小説のようです。
若者だけでなく日本人全体がおかしな方向に向かってます。
もうこの国は誰にでも当てはまる常識がなくなってしまいました。
  1. 2010/09/11(土) 10:49:21 |
  2. URL |
  3. 成記 #7daZ1kYE
  4. [ 編集]

かなり乱暴な意見かもしれませんが、週休2日が始まってから日本人の勤勉さが徐々に失われていったのではと感じています。行政もそうですが、企業もどんどん怠け者が増えています。企業でもお日様西西の人間を多く抱えているのが実情です。
年金問題のときもガックリしましたが、戸籍までもがエエ加減だ知って、行政への疑念は増すばかりです。
  1. 2010/09/11(土) 11:48:01 |
  2. URL |
  3. TOYO #LkZag.iM
  4. [ 編集]

日本はきっちりした国かと思っていましたが
ひどくずぼらになっていますね。
それもかなりの数だったので驚かずにはいれませんでした。
故意に隠して年金をもらっている家庭もあり
ここできっちり解決してほしいです。
こうした国民も国民ですが
時々、国が一番、この国をダメにしているのではないかと
疑われてしまいます。

年金問の納税も6割方しかまともに納めていないのが現状だそうですよ!
これではますます年金制度が崩れてしまいますね。
納税している者に負担を強いるより
未納問題も何とかしてほしいです(><;)
  1. 2010/09/11(土) 16:22:42 |
  2. URL |
  3. 金田 #.gUhmmJ6
  4. [ 編集]

今回の既にいない老人の年金の話、とても驚きました。
以前私が母の介護をしていた時の話ですが、
地方自治体で介護見舞い金という制度があり、
半年に1度定められた認定日に自宅にいれば
市から見舞金が給付されるのですが、その為には
民生委員が直接本人確認をした上で申請書に押印を
してもらわなければいけませんでした。
なので、数十年にも亘って民生委員と面談もしていない
お年寄りがこんなにいた事にも驚きました。
きっと、各自治体によっては真面目にお仕事されている所も
沢山あると思います。

Stieg Larsson著のMillennium三部作、面白そうですね。
私は英語はからきしダメなのでとりあえずは邦訳になったものを
書店で探してみようかと思います。
映画も面白そうですね。
日本での公開、期待しています。
  1. 2010/09/11(土) 19:17:16 |
  2. URL |
  3. ★めぐみ★ #mQop/nM.
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

成記さん
もともと役所も生前説が建前で、死んだのを自宅に隠したまま年金をもらい続けるなんて事は想定外だったんでしょうね。
それにしても不明の100歳以上が23万人以上とは、信じられません。
小説「亡国のイージス」のなかで、もはや日本人は古来からの美意識としてあった恥の概念まで忘れ去ってしまったという下りが有りますが、まさにそう思える一例といえるでしょうか。
  1. 2010/09/11(土) 20:34:51 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

TOYOさん
生活が豊かになりすぎましたね。いくら貧富の差が拡大していると言っても、絶望する程の貧困と言うのは、今の日本ではとても「稀」な事象でしょう。あくせくしなくても何となく食べて行けてしまう豊かさが、勤勉さを失った大きな要因かも知れません。
マスコミの責任も大きいかも知れません。「自分探し」等と言う言葉で、モラトリアムを常識の範囲を超えてまで容認し、むしろ好ましい事の様な印象を植え付けた責任は大きい気がします。自分がやりたい事や、目標としている事は、大なり小なり、常にあるべきで(それは時とともに変化しても構わないし、むしろ状況や年齢に応じて変わって行くべきもの)、自分探し=何をしていいのかすら自己決定できない未成熟さ、と思います。

日本はきちんとしていると言うのは、幻想だったんでしょうかね。
  1. 2010/09/11(土) 20:40:31 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

金田さん
「恥」も「外聞」も無くなってしまったのは、地域社会が核家族化に拠って崩壊してしまっている現れかもしれませんね。昔は村などの地域社会のなかで、白い目で見られるようなことをするだけで生きていけなかったと思いますが(いわゆる村八分)、いまは「隣人すら良く知らない」のが普通ですものね。
役所はまったくなってませんね。古来からの「誰も責任を取らなくて良い」仕組みが、ここでも役人達に非常に有効に機能しているのでしょう。責任を取らなくて良いのであれば、ええかげんにする人がでても不思議では有りません。
納税に関しては、サラリーマンのようなガラス張りの所得の者(僕も日本にいたときは大学教員でしたので、そのうちの一人)と、個人経営の人とで、ずいぶんと不公平な気がしますね。もちろん、個人経営の方がすべて「正直に」申告しているのならば不公平は無いのですが、「嘘をつける」か「「嘘をつく事が最初から出来ないか」は、やはり立場上の大きな差を感じるのですよね。仕組みが良くないのでしょう、これも。
  1. 2010/09/11(土) 20:57:00 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

★めぐみ★さん
確かにおっしゃるとおり、きちんとしている人の方が大半でしょう。
結局、現場の「人物」に大きく依存するのでしょうね。一部のいい加減な人達を見て、全体がそうであると断罪するのは僕も違うと思います。様は、「税金」が配分される訳ですから、なるべくコストがかからない方法で確認は必要でしょうね。職員が面接に行くのは確実ですが、そこに人件費が発生しますから、一律それが良いのかどうかは試算してみないと何とも言い様が有りませんが。

ミレニアム・トリロジーは、映画の予告のYou Tubeを貼付けてみました。
日本では、1作目はすでにお正月映画として公開されていて、2作目3作目は本日から同時公開の様です。
英国では1作目はすでにDVDやブルーレイが売っていますので、日本でももうレンタルが有るかも知れません。僕も機会があれば映画も見てみたいです。登場人物はかなりオーバーラップしていますが、1作目とそれ以降は一応物語は独立しています。2作目と3作目は連動したお話です。でも楽しむならば、やはり1作目から順に見る、もしくは読む方が面白いでしょうね。
  1. 2010/09/11(土) 21:03:33 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

とても面白そうな本ですね。
また映画も気になります。
「羊たちの沈黙」とか「シャッターアイランド」とか好きなんです。
映画、見たいなぁ。。。

  1. 2010/09/12(日) 15:41:00 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Oob10Koc
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

kaotti1さん
「羊たちの沈黙」がお好きなら、多分面白いと思えると思います。
実は昨夜ネットで1作目の「ドラゴン・タトゥーの女」の動画をネットで見つけてしまったので、1作目の映画を見てしまいました。原作を読んで映画を見るとがっかりする事が多いのですが、この映画は良く出来ていて面白かったです。もっとも、本の内容を全て映画に盛り込むのは難しいので、映画はかなりはしょってありますが。
小説も映画もおすすめです!
  1. 2010/09/12(日) 17:02:00 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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