英国医学研究留学記

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London Snap

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GRD2 ISO80 f8.0 1/1000s Farringdon, London
ここのところ、涼しい日々が続いています。

最近気になった話題を2点程。

7月29日付けのニュースですが、英国では2011年から65歳という年齢に拠る定年制を法で禁止するになりました。これで、年齢を理由に解雇が全く出来なくなると言う事です。
Fixed retirement age to be axed
柳田先生が時々ブログで触れられていましたが、日本は年齢に拠る差別が本当にひどいと思います。雇用もそうですが、たとえば留学の助成金など、35歳前後で応募資格が無くなるモノがほとんど。僕なんか、応募したくても出来ないモノばかりで、本当に渡英直前には腹を立てていました。一方、英国では「博士号を取得してから10年」と言うような「キャリア」による制限になっていて、これはとてもリーズナブルだと思います。
この政策には、各メディアも絶賛していました。

今日のトップニュースは、モデルのナオミ・キャンベルが、オランダのハーグで開かれている戦争犯罪人に対する裁判で、アフリカのシエラレオネ共和国での内戦においてリベリア国民愛国戦線を率いたチャールズ・テーラーから、紛争資金の調達のため違法に取引されたいわゆるBlood Diamondをプレゼントされたことを証言したことでした。
Naomi Campbell tells Taylor trial of 'dirty stones'
テーラーの戦争犯罪の公判においては、この違法取引の紛争ダイアモンドの件が大変に重要な鍵なのだそうです。あまり馴染みの無い話題でしたが、旧英国植民地での出来事とあって、この国では関心が高いのでしょう。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/08/05(木) 21:44:04|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

ゴードンは自分の国、南アフリカを題材にした「ブラッドダイアモンド」という映画を見て、すっごく複雑な思いだったみたいです。彼も、アフリカの事はめったに口にしないです。恋しい感情と、戻れない国になってしまった嫌悪感、両方入り混じって繊細な問題みたい。

自分の国がそうだったらと思うと、悲しいです。
  1. 2010/08/06(金) 06:59:06 |
  2. URL |
  3. モモグラモ #-
  4. [ 編集]

こんにちは!

カラオケという文字が目に飛び込んできました。

65歳定年というのも日本より長いですね。
でも年齢関係なく能力が退職時になるのかしら?
日本では大卒でも就職難の時代ですので
ずっと粘られたらそれはそれで問題が大きそうですv-393
あちらを立てればこちらが立たぬで
難しいですね。
  1. 2010/08/06(金) 08:43:06 |
  2. URL |
  3. 金田 #.gUhmmJ6
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

モモグラモさん
僕はこの映画を未だ見ていないのですが、今回の裁判の報道をみて、いつか見てみようと考えています。
Wikipediaによると、この映画の主人公は南アフリカ人との設定の様ですが、内戦の舞台そのものはシエラレオネ共和国のようです。

僕たちは平和な世界に暮らしていますが、激しい民族の対立、貧困、独善的な武装勢力とそれによる非常な暴力など、現実に今世界でそういう事が起こっているのだと言う事を認識すべきですね。我が祖国がそんな国だったら....、複雑な心境です。
  1. 2010/08/06(金) 17:38:12 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: こんにちは!

金田さん
カラオケの字に引かれて写真を撮りました。カラオケと言う言葉は、欧米で定着した日本語の代表的な言葉ですね。

日本は大学を含む高等教育の仕組みの見直しをすべきと思います。この不景気で就職難に直面している若い人たちは可哀想と思いますが、65歳が定年で退かなくなると若者の職が奪われると考えるのは、僕は間違っていると思います。今までの(自分も含めて)若者は、大学で学びながら、社会に出て即戦力となるには何を学生時代に身につけないといけないかを自分で考えて、実践・行動して来たでしょうか?他人と同じだと埋没してしまうので、他人には無い自分の特徴をアピールできるだけの事を社会に出る前に積み上げて来たでしょうか?少なくとも、英国の大学生達は、「自分が人とは違う事を身につけ、アピールできるようにすること」など、社会に出た時に如何に生き残って行くかを真剣に考えて学生生活を送っていますよ。年配の方が若い人に負けない気力を持ち、能力を比較した際に(ただ単に経験が深いと言う事だけじゃなくて)より優秀と考えられるならば、ただ年齢が高いからと言う事で解雇の理由になるのはどう考えてもおかしいと僕は思います。この問題は、若い人たちに甘えるな自業自得だと言いたいのではなくて、そもそも日本に於けるシステム、つまり大学教育と企業が採用する際の「仕組み」がおかしいと言う事が云いたい訳です。実際に、例えばお医者さんの仕事ぶりを見た時に、世間が一流と思っている大学医学部のお医者さんが皆仕事ができるかと言うとそうじゃない訳で、大学入学の時点がゴールのようになってしまうのが、全くナンセンスなのだと思うのです。

ちょっとステートメントとして強い表現になってしまっていますが、けっして金田さん個人を非難しているのではなくて、一般論として僕の考えを述べていますので、もしお気を悪くされましたらご容赦ください。

一方では、日本では定年制のもと、特に研究職ではポジションが膠着してしまって全く流動性がないのも事実で、欧米と比べて若手にチャンスが極端に少ない現実があります。欧米と違い、一度日本で教授になると、研究や教育にどれだけ高いレベルで貢献したかを評価して契約が継続されるかどうかが決まる仕組みになっていないからです(僕自身も結果が出ていなければ、容赦なくクビになります)。これに関しては、日本の若手研究者にとってはどうしようもないシステムの問題で、いらだつ気持ちは良く判ります(僕もいらだっている一人ですから)。でも、海外に出てしまうと、移民であってもキチンとしていれば若手にちゃんとチャンスがあるのですね。裏を返すと、日本国内でチャンスに恵まれなかった能力の有る若者は海外でポジションを獲得し、日本へ帰って来ないと言う、国益に全く反する事になってしまうわけです(海外でポジションを獲得した者に対して日本でポジションをとれなかった負け犬だからと云う議論はここでは成立しません。欧米で認められてポジションを得ると言う事は、それだけインターナショナルに認知されたことになるからです。)。

英国では優秀で研究活動を続ける気力の有る方は、自ら研究費を獲得して、70歳でも80歳でも現役の方がいます。日本はどんなに優秀でも、年齢が来たらもうおしまいです。僕は、年配の方と僕とを比べた時に、能力的に「僕」を選んでもらえるように、日々精進するのみです。
  1. 2010/08/06(金) 20:40:16 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

おはようございます

おはようございます。

休みから帰ったら急に忙しくなって.....でも、やっと土曜の朝となりました。今日はアトランタ・ブレーブスのナイターを見に行きます :)

高齢化が進み、今までのように一概にある年齢で定年とは行かなくなってしまったのでしょうね。でもある意味、まだ働けて、かつ働きたい人たちの場が確保されるのはよいことでしょう。さっさとリタイヤしたい人たちは、今までどおりさっさとリタイアするでしょうし。問題は働きたいけど使えない高齢者。果たしてコレをどう扱うことになるのやら?
  1. 2010/08/07(土) 13:39:27 |
  2. URL |
  3. surgeon24hrs #xJW3mR9c
  4. [ 編集]

詳しく&わかりやすく意見を聞かせてくださって
ありがとうございます!
おっしゃる通りだと思います。
感銘しました。
  1. 2010/08/07(土) 14:39:28 |
  2. URL |
  3. 金田 #.gUhmmJ6
  4. [ 編集]

Re: タイトルなし

金田さん
生意気申し上げて、済みません。欧米のポジションの流動性を見てしまうと(結果が伴わないと常にクビになる恐れはつきまといますが)、こと研究職に限って云えば全く国益に反していると思うようになりました。
ただ、研究職のはなしを一般化するのは危険かも知れません。日本の仕組みにも良い点があるはずなのですが、高齢化社会は免れない訳ですから、多くなった高齢者も労働力として考えざるを得ない現実にもはや直面しているのかも知れません。

海外に住みはじめて、やっと今の日本も経済・産業も科学も「鎖国」に近いのだと気づくようになりました。
世界と対等に渡り合うためには、もっと若い人が欧米に出て行かなくてはなりませんが(敵を知らねば戦えない)、かなしいかな今の若い人たちは内向き志向で、それに加えて、海外に出て海外のやり方に馴染んだ者は、日本では悲しいかな一般的には排除される傾向にあるのも事実だと思います(研究者は、例外的に、そのような傾向は少ないかも知れませんが)。
  1. 2010/08/07(土) 21:47:37 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

Re: おはようございます

surgeon24hrsさん
コメントが前後してしまい、すみません。
休んだ後に、口を開けて待っている仕事の数々、お察し申し上げます、先生!

おっしゃる通り、そうそうにリタイアしたい者はそうしたら良いし、様はポジションが流動的だったら良い訳ですよね。もはやここまでグローバル化が進んでしまうと、無能なのに「終身雇用」というのは無理があるのではないかと思います。そうはいっても、非雇用者を保護しないと雇う側の方が立場上強いので、仕組みの変化は必要ですが、今のように能力の如何に関わらずポジションは膠着、景気が悪いとますます若者にはチャンス(雇用の機会も含む)も無いと言うのは、経済にとっても負のスパイラルな気がします。

働きたいけど使えない高齢者ですか。そういう風にレッテルを貼られたくないので、僕は努力したいですね。若者と比べて勝る所が無ければ、やはり雇用の間口は歳を取っている分厳しいそうですね(能力が同じならば、若い方にチャンスを渡すべきかと)。働きたい高齢者が高望みしなければ、いろいろと生産的な活動には加われそうですけどね(金銭が発生するかは別として)。ロンドンに住んでいると、リタイアした学校の先生がそのままボランティアとして小学校で授業を手伝っていますし、病院などでも年配のボランティアをよく見かけます。
  1. 2010/08/07(土) 23:28:53 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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