英国医学研究留学記

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初霜

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天気予報通り、今朝は初霜が降りていました。
やっと本格的な冬将軍到来と言った雰囲気です。

今日は、午後からInstitute of Child HealthというUniversity College London (UCL; 世界の大学ランキングで常に10位以内の一流大学)に所属する研究所で、London Heart Development Meetingという研究会が有って参加して来ました。
この研究所は、欧州最大の小児病院であるGreat Ormond Street Hospital for Childrenのすぐそばにあります。
この研究会は年に2回行われていて、この会合のオーガナイザーをしているUCLの教授と偶然渡英前から既知を得ていたため、ロンドンに来てから直ぐに参加しないかと声をかけていただき、それ以来毎回参加する様にしています。
この会の趣旨は、個体発生において如何に心臓と血管が正しく形作られるのかに興味を持って、ロンドン・オックスフォード・ケンブリッジ界隈でそのメカニズムを研究している研究者達が集まって、情報交換とネットワークづくりをしてお互いに刺激を受けて頑張っていこう!といったものです。
回を重ねるごとに参加人数が増えていっていて、今日は準備されていたいつもの部屋に入りきらないくらいの人が集まっていました。次回からはもっと大きい部屋を用意しないとダメかもしれません。
学問としては「発生生物学」という分野になるわけですが、研究者では無い方には表面的には「それを知ってどうするの?」と受け取られてしまうかもしれないのですが、正しく臓器が出来上がる機構の詳細な理解は、再生医療を考える上では基盤となる知識となるはずなのです。
日本ではここ何年も発生生物学への研究費の配分が明らかに減っている傾向がある(と僕は認識しています)上に、今回の事業仕分けと言い、こちらでの活気と比較してしまうと何とも寂しい限りです。
ちなみに良い機会なので、研究会のコーヒーブレイクの雑談ついでに、日本では今、科学研究費が削減の対象にあがり、現政府が率先して国費に拠る研究費を削減したがっている話をした所、僕が会話をした英国人研究者達は全員が「あり得ない・信じられない」との答えでした。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/12/01(火) 22:30:25|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:4
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コメント

こんにちは

わたしは医学部を受ける高校生が生物をとっていないことがどうしても
理解できずにいます。
医学と生物は切っても切れない関係にあると理解しているからです。
発生生物学を含めた基礎研究は今後の医学の進歩には欠かせないものだ
という-素人ながらの-認識をもっているのですけど。
たとえばガン発生のメカニズムは人類史だけではとらえきれず、もっと
長いスパン-生命史として研究していく必要があるのではないでしょうか。
素人の考えですから読み流してください。

日本ではいま医学に限らず理系の基礎研究に対する予算配分が削減される
傾向にあるようですが、資源のない国にとって自殺行為としか思えません。

わたしのブログのリンクに「風の惑星BBS」があります。
passwordは「bitkun114」です。
時間があるときになんでもけっこうですので書いていただけるとうれしい
です。

写真、いい景色ですね。
  1. 2009/12/02(水) 03:26:58 |
  2. URL |
  3. 風 #q4UduRVA
  4. [ 編集]

こんばんは

初霜ですか?冬本番ですね。

とても寂しい雰囲気の場所ですね~^^;
大学の構内ですか?
なんか枝ぶりがとても印象的な木です。
  1. 2009/12/02(水) 14:38:14 |
  2. URL |
  3. masa + #-
  4. [ 編集]

寒く寂しい感じがいいですね。
モノクロか、ブルー基調でも見てみたい気が・・・。
  1. 2009/12/02(水) 17:10:37 |
  2. URL |
  3. Adelie #-
  4. [ 編集]

風さん
僕は実は大学受験に化学と物理で受験しましたので、高校の生物は理科Iだけでした。そんな僕の個人的経験からすると、「臨床医師」になるのに高校レベルの生物は特に重要ではないと思います。なぜなら、医師が知っておかねばならない生命現象は医学部で教育を受けますし、しかも高校教師が「間違った概念」を教えているケースも(特に「組み替え率」など。多分教師本人もキチンと理解していないのだと思われる)時々散見するからです。一方、生命科学の研究者になりたい場合は、生物は履修しておくべきでしょうね。基礎研究の道に進んで、哺乳類以外の生物種を用いた研究論文を必要に迫られて読む必要があった場合に、例えばショウジョウバエの基礎的な知識なんて医学部では教えてくれませんからね。
おっしゃる通り、日本は「頭脳」で勝負しないといけないと思うのです。そうするためには研究ももちろんですが、次世代を担う子供たちや若者への教育は、とても大切(これは「国防」です!)な事だと思います。
時間があるときにBBSに御邪魔しますね。

masa+さん
これはご近所なんですよ。
大学はシティの真ん中に有るので、周囲はもっと建物が密集していてごちゃごちゃしています。

Adelieさん
霜を出したかったので、モノクロだと判りにくいと思ったのでカラーにしました。
ブルーを基調にレタッチするのは、妙案かもしれませんね。根がずぼらで、なかなかレタッチしてからアップしようと言う根性が無かったりします(笑)。
  1. 2009/12/02(水) 21:05:41 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

当ブログの写真および記事とは直接関係がないと判断したコメントやトラックバックは、申し訳ありませんが削除させていただきます。ご了承ください。

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