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英国医学研究留学記

ストばかりのRoyal Mail

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GRD2 ISO100 f7.1 1/640s
今日も朝から好い天気でした。
明日は20℃まで気温が上がるとか。大陸から暖かい空気が流れ込んで来ているのが原因の様です。

ここのところ、頻繁に(それこそ毎週の様に)Royal Mailがストライキを敢行していて、英国は郵便事情が悪化しています。
いちばん最近のは、先週の木金と二日間、ストライキが有ったばかりです。
ストと言っても、すべてのRoyal Mailの業務が停止する訳ではなくて、郵便物の集配に限っての様ですので、窓口でのお金のやり取りや、小包や書留と言った手続きはやってもらえます。
ただし、集配業務が停止するので、出したものも出されたものも、通常よりもかなり着くのに時間がかかってしまう事が予想されます。
雇用の確保と労働条件の向上などが争点の様ですが、今日、あらためて今週の木曜日から3日間のストライキに入る予定であるとのアナウンスが。
もうこの半年で、何回目のストライキになることやら。ここまでやると、もう一般市民の共感を得る事も難しいでしょう。
政府側からも、え~かげんにせえよ、といった様な発言が散見される様になりました。
今年は地下鉄やNational Railもずいぶんと意固地になってストを行っていましたけれど、そういえば、最近の日本ではストってあまり聞かなくなりました。
それって、労使の関係が馴れ合ってしまっているからなのでしょうか?
個人的な印象としては、日本は雇用主が相対的に強い(雇用されている側が大人しくなったから?)印象があります。
この国でストがあるのは、「自らの権利は絶対に主張しないとダメだ」という西欧独特の価値観に基づいているのでしょうね。

これを書きながらBBCの夜10時のニュースを見ていたら、テニス・プレーヤーのAndre AgassiがBrooke Shieldsと結婚していた頃、覚せい剤に手を出したことがあるとの報道が(←これには、びっくり)。これについては(覚えていたら)明日記事にしたいと思います。

写真は5月に家族で観光に行った湖水地方の風景。Keswickと言う街の側にあるDerwent Waterという湖のほとりから山の方を見て撮ったものです。英国に高い山が無くて、ロンドンでは山なんか無くて丘と呼べるような所しか無いのですが、湖水地方に行くと山と呼べる高さのものが目にする事が出来、独特の風景を生み出しています。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/10/28(水) 22:04:39|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:8
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コメント

英国には高い山のイメージが少ないですが、はるか山の麓まで遮るものが無いという、雄大な景色ですね。(^^

英国は労働運動の歴史的背景があったりで日本の予定調和的な春闘と質が違うような印象ですね。
日本で同じように郵便の集配業務が止まったら、ヤマトや佐川のメール便が儲かって喜ぶかも(笑)
小中学生の頃は、鉄道のストで先生が来れるかどうかで学校が朝からか昼からが決まってたような・・・
でも、スト回避で通常登校が殆どっだたような気がします。懐かしいっす。(^^
  1. 2009/10/29(木) 06:59:57 |
  2. URL |
  3. satothing #G8poLbPE
  4. [ 編集]

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このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2009/10/29(木) 08:58:27 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

昔、近鉄は改札業務のみのストライキで、その際は管理職が懐かしの愛用鋏を
持ち出して改札に立ち、平常通り運行が行われた、という話を思い出しました。
いまやICカードによる自動改札全盛の時代ですからねえ(笑)
  1. 2009/10/29(木) 14:06:46 |
  2. URL |
  3. kk #mQop/nM.
  4. [ 編集]

ケンさん、A君B君シャレにならないです、お願いですからお医者さんにならないで下さい(TT)ってか皆で手分けして聞きにいってるって。。。いったいどうなっているのでしょう。。。この先恐ーい!


この写真はどこなのでしょう?気持ちいいですね、芝生?がずっと続いてる。。。こんなとこでごろ~んってしたいです。

スト。。。そう言えば中学生のころ私鉄がやってましたね~。
今、思うととっても危ないのですが、ストの間京阪の線路を少し歩いた覚えがあります^^;
  1. 2009/10/29(木) 14:29:17 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Oob10Koc
  4. [ 編集]

これぞ大自然!って感じのさわやかなお写真ですね。
思いっきり走り抜けたいイメージですが、運動会のお父さんの様に転けそうなので頭の中で走らせてもらいました(笑)

人とのコミニケーションが希薄になって、会社にも連帯感みたいなものが無くなり、日本全体的に個人主義が蔓延している様に思えるのでまとまって何かをするって言うこと自体が難しいんだと思います。日本人の何かに燃える情熱がないんでしょうか。萌える人は増えていますが(笑)
  1. 2009/10/29(木) 17:24:13 |
  2. URL |
  3. Adelie #-
  4. [ 編集]

satothingさん
湖水地方は、大自然を楽しむといった感じです。人気があるのか、観光客でとてもにぎわっていました。ロンドンから車で高速を飛ばして(休憩込みで)7時間半程ですが、ロンドンでは見る事が無い風景が広がっていて、良かったです。
英国でのストですが、(勘違いかもしれませんが)まさに労使のガチンコ勝負、って感じがします。日本はなんだか労働組合が「ポーズだけ」とっている気がします。
子供の頃、ストで学校が無くなるの、嬉しかったですよね。

10/29(木) 08:58:27の鍵コメさん
こちらからお返事を差し上げようと思います。

kkさん
近鉄ってそういう感じだったんですね。僕は阪急沿線でしたが、阪急は何故かストが回避される事が多くて、恨めしかったです(笑)。
日本で初めての自動改札は、プロジェクトXに拠ると、なんと阪急北千里駅だそうですね!

kaotti1さん
あの朝日新聞社のサイトの医学生、レベルが低くてひどいですね~。まあ、こういう連中は、一流には成れないでしょう。国家試験もどうかしら。「授業を国家試験に沿って行った」とあるので、たぶん私学の医学部と思います(私学は、国家試験予備校化していると良く耳にします)。
僕のいた大学は、学生は全員がいわゆる「受験優等生」たちでした。学校は「国家試験の勉強なんか、大学で教えるのは下らないから、自分で勝手にやってちょ」と言った感じで、講義の内容は教科書をはるかに逸脱した内容。要するに、「この病気は現在ここまで解明できました!」なんて講義をされるので、そんなのはまだ教科書に載っていないし、フォローしようと思ったら最新の英語の論文を読まなきゃどこにも書いていないなんてざらでした。試験は、口頭試問は何を聞かれるか出たとこ勝負ですが(教科書には未だ載っていない最先端にまで発展する事あり)、筆記は大体において問われるつぼは決まっていましたから、あの記事のような最低な連中はいなかったですよ。ただし、最近の母校の医学部の学生は、口の聞き方と礼儀がなっていないのが多いです。
写真は、ケズウィックと言う街の湖のほとりにある「牧場」です。写真では小さくて判らないですけど、遠くに羊がいます。

Adelieさん
ここ、牧草地なので、実はものすごく広いんですよ。僕も同じ様に、走ったらすぐに足がつりそうになると思います。子供たちは動物を追いかけてキャーキャー走り回っていましたけど。
日本人は、個人主義と自己中をはき違えている人が多いですよね。まとまって何かする事が苦手なヒトが増えているのは、1.子供時代に、我々の世代の様に集団でウルトラマンごっことかゴレンジャーごっことかして遊んだりすることもなく、家で2~3人でTVゲームとかで遊ぶ事が多く、2. 中学・高校・大学でクラブ活動もした事が無いために、集団で行動する訓練が全く出来ていない人が多いからではないかと考察しています。集団で活動する以上、集団の利益のために時には個を殺さねばならないという、ある意味では理不尽な事も必要だと言う事すら、理解できないんですよね、そういう方々は。
  1. 2009/10/29(木) 23:05:03 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

こんばんわ~

ステキですね~ かなりのまったりポイントですっv-398
遠くに森が見えるのにどうして広大な芝生が刈ってあるのか不思議な気がしましたけど...
なるほど~ 牧草地帯なんですね~
そういえば去年の夏に行った清里と同じ雰囲気です~v-529
  1. 2009/10/30(金) 13:23:13 |
  2. URL |
  3. yo #vYXebdWU
  4. [ 編集]

yoさん
ありがとうございます。
英国は、ロンドンと言えども、一歩郊外に踏み出すとまったりとした景色が広がっていて、開放感にあふれています(ただし、夏場だけですよ、笑)。
清里ですか~。行ったことは無いのですけど、英国で見る風景は、牧場のあるような高原や、北海道の風景に近いかもしれませんね。
  1. 2009/10/30(金) 21:10:38 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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