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英国医学研究留学記

学内の研究発表会

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GRD2 ISO100 f6.3 1/640s
今日は朝からずっと曇っていて、寒くてたまりません。
やっと、「ロンドンらしい」天気に戻って来たかなと言う感じです。
晴天の続いた今年の9月から10月初旬の天候は、例年から比べると恵まれすぎたでしょう。
明日もまとまった雨が降る様です。

今日は、所属する大学の医学部が主催するシンポジウムでした。
朝から学内の研究者達が口頭で発表したり、ポスターで発表したりしています。
一年に一回、毎年行われます。
朝から晩までです。
一応、大学のスタッフなので、周囲の教授陣たちからも顔と名前を知られてしまっているので、全く無視する訳にもいかず、午前中のセッションとお昼の立食のランチには参加して来ました。
個人的な意見を言うと、国際学会なんかと比べると(←比べんなよ!)、学内のひと中心なので、やはりレベルがかなり落ちると言わざるを得ず、はっきり言って刺激になるような話はほとんどありません(←ちと傲慢な意見かもしれませんが、世界中から人が集まる国際学会と比べてしまうと、事実だからしょうがない)。
(-"-;)
学内でどういう研究が推進されているかを総括するには良い機会なのですが、こういうのは2~3年に一回で十分じゃないかと思うのです。
大学院生じゃ有りませんから(学生は広く見聞を広める事は、大切だと思います)、これに縛りを付けて聞きたくないものに参加させるのは、研究者にとってははっきり言って「苦痛」でしかありません。
詰まらん事に強制的に参加させて時間を使わす事なんかせずに、大人しく研究させてくれ~、と思うのです。来月は「研究所内の」研究報告会があります。これも毎年(勘弁してくれ)。
┐( -"-)┌

なぜこういうのをやるのかと言うと、ちゃんとした理由は知りませんが、個人的な考察では、1. 大学のお偉いさんたちが、自分たちの大学がアカデミックな事をしていると言う実感に浸りたい(要するにお偉いさんたちの自己満足ね)、2. 大学の外部からの評価として、こういったものを催していると言う事実が、「アカデミックなアクティビティの高い大学」だと評価される、3. どういうからくりかは判らないが「お金が儲かる」(参加者からお金をとるなどして。ちなみに学内からの参加は無料のはず。今までお金を払った事なし)、4. 医学部の学部学生にに対する刺激、などが考えられる理由でしょうか。

う~ん、昨日からぼやいてばっかりです。どうやら、昨日腹を立てた事が未だ僕の中で尾を引いていて、気が立っているのかもしれません(笑)。
ヽ(´―`)ノ

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これもLOMO調&Cross Process調のレタッチですが、ちとやりすぎたかもしれません(汗)。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/10/20(火) 17:04:05|
  2. 未分類
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:5
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コメント

ご立腹、ごもっともです。こっちが苦労して時間作ってることがアホらしくなりますよね。

一連のシリーズを拝見し、旅行者ではなく実際に英国で生活され、街に愛着を持たれているDr Kenさん独自の感覚や想いがパラメーターの加減にも反映されているように思います。
この作品は、バスの窓に映る風景がイイ感じですね(^^
  1. 2009/10/21(水) 06:57:54 |
  2. URL |
  3. satothing #7UVZ4oV6
  4. [ 編集]

仕事というかあらゆる社会的活動って、大なり小なり他者との関わりが発生しますね。会社勤めなどはパワーゲームの比率が大きいですし、自由業は少ないものが多いでしょう。まあ、大事なのは、自らが何に重きを置くかですね。それも、年齢によって変わってもくるし、なかなか人生って難しいですね(^^;
  1. 2009/10/21(水) 08:52:23 |
  2. URL |
  3. kk #mQop/nM.
  4. [ 編集]

こんばんは

レタッチしている写真、どれも感心するでき具合ばかりです。

僕ならいつまでもゴールしないレタッチになってしまいそうです(^^;

  1. 2009/10/21(水) 15:30:31 |
  2. URL |
  3. masa + #-
  4. [ 編集]

ご立腹はもっともですよね。
蘇生用の電気ショックを頭にしてあげたらいいかも(笑)
しかも満充電で!!

今日のお写真の様な建物などの一部に陽が当たる風景
好きなんです。そしてこの青空。レタッチの能力開発
しなければ・・・。
  1. 2009/10/21(水) 16:11:33 |
  2. URL |
  3. Adelie #-
  4. [ 編集]

satothingさん
住めば都とは良く言ったものですね。最初はややホコリっぽく薄汚いとまで思った町並みや家々も、今は
「アジが有る」と思えるようになりました(笑)。外国の他の街に住んだことは無いのですが、ロンドンはとても日本人には馴染みやすい街であると、本当にそう思いますね。ただ、車の運転と同じで、慣れた頃に先日の駐車場事件のようなしっぺ返しを食らってしまうので、まだまだ勉強中ですが。
窓に写る景色はやはり印象的で気に入っていたので、そういっていただけると嬉しいです。

kkさん
日本の医学部内のパワーゲームに辟易していましたが、こちらでも多かれ少なかれ同じような勢力争いがあるんですね。こういったシンポジウムは、それも影響があるのかもしれません。出来るだけそういった人とのつながりだけで評価されるのではなくて、業績を主体に評価していただけるようにしたいものです。
人生は、幾つになっても先が読めずに難しいですね。でも、そこが人生に対する興味を失わずに居られる所以なのでしょうね。

masa+さん
そういっていただけると嬉しいですが、ただ自分が直感的に良いと思った様にしているだけなので、少々恥ずかしくもあります。僕の場合は、この辺で良いか~というようなかなり「妥協」が入っているので、ぎりぎりまで追い込むアーティスト達は、その姿勢がすごいなあと思うのです。この辺がアマチュアとのプロの差なのでしょうね。

Adelieさん
欧州の空は夏場でも「ヌケ」が良いので、ちょっと反則かもしれませんね。日本は今が空の雰囲気が近いでしょうか。日本はこれから秋の写欲をそそる被写体が目白押しですし、冬場も寒い朝の低く空から差し込む光が美しいです。
レタッチは、今回のトラックバック企画で感じた事は、表現したい目的がはっきりしているときは(何でも良いのですが、今回の僕は青系統の色合いなのですが)面白いのですが、それが漠然としているとなんだか訳が分かんなくなってしまうので、却って難しいような気がします。Adelieさんは、とられているお写真そのものがしっかりされていて完成度が高い様に思いますので、あまり肩肘を張らずに気軽にいろいろと試行錯誤をすれば、きっとご自身の主題を更に引き立てるようなレタッチも、すぐにできる様になるのではないかと推察致します。
  1. 2009/10/21(水) 20:22:36 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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