英国医学研究留学記

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ドナー不足

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今日も天気はまずまず(雨ではないと言う事)。気温は上がらず、朝家を出るときには肌寒いままです。午後からはえらく晴れ渡って、空の様子は日本で云うところの秋晴れと言った感じですが、そこそそ気温が上がって来て、気持ちよかったです。

昨日から今日にかけて、医療関係で気になるニュースが二つほど。
今日は、そのうちの一つについて。

英国で、今後はプライベート診療による移植は前面禁止にすると言う方針が、昨日打ち出されました。
日本人には、一見、関係なさそうに思えますが、これが大いに関係があります。どういう事かと言うと、日本で脳死ドナーが現れるのを待てない日本人が英国で移植を受ける道が完全に閉ざされると言う事なのです。
これは、必要な人が貧富に関係なく公平に優先的に移植を受けられるようにするだけではなくて、昨今のドナー不足も反映して、英国のドナーによって提供される臓器は英国在住者にNHSによって提供されるべきものだ、と言うことなのです。

WHOが移植は基本的には自国内でまかなうべしとの勧告を出していますから、この流れは米国も含めて強くなるでしょう。

別に僕は移植に諸手を挙げて賛成と言うつもりはありませんが、それしか救う手だてがない患者さんがいる事も事実です。日本では独特の死生観があり、骨髄移植を含む生体からの提供臓器の移植以外、脳死体からの臓器の提供を受けるのは欧米と比べて難しいと思いますが、感情論ではなくて、科学的に冷静に今後の日本での移植医療のあり方を待ったなしで模索しないと、(今までは国内でドナーが見つからない場合は海外に行くことによって)技術的に助けられたはずの命が、今後は、なす術も無く失われていくことになるのです。(元)小児科医ですから、患者さんサイドに立ってみますと、最初からどうにもならないのならば仕方ないのですが、なんとかしてあげられるはずの子供たちには国内では現状では全くチャンスが無いと言う事実には、胸が痛むのです。

もう一つの医療関係の話題は明日取り上げるとして、もうひとつだけ。オリンパスのOM1やPenの開発で有名な米谷美久氏がお亡くなりになったとデジカメWatchの記事で見ました。
http://dc.watch.impress.co.jp/docs/news/20090730_306011.html
プロジェクトXで取り上げられてもおかしくない位の方だと思います。20世紀の日本のモノ作りの独創性を支えて来た方がまた一人この世を去ってしまったかと言う思いです。ご冥福をお祈り致します。

テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/07/31(金) 15:59:42|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:2
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コメント

こんばんわ~

ロンドンはヨーロッパの金融の中心地で都会なんですよね
青空と雲に同化してしまったオフィスビルがカッコイイですv-398
一番上に並んでるのはガラス清掃用なんでしょうか
手すりや防護ネットにしては向きがちがうような
  1. 2009/08/01(土) 12:45:27 |
  2. URL |
  3. yo #vYXebdWU
  4. [ 編集]

yoさん
ロンドンは、都市としての規模を見ると、東京には遥かにかなわない気がします。
Bank周辺の金融街は、ビルが多いですけど、高いビルもそんなに無くて、ニューヨークのような摩天楼って感じはあまりしません。
ご指摘の手すりのようなもの、言われてみれば何に使うのでしょう?おっしゃる通り、ガラス清掃用のゴンドラをつり下げるためのものかな?
  1. 2009/08/02(日) 11:03:57 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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