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英国医学研究留学記

Nice滞在1日目(1)

今年は4月12日の日曜日がイースター。この前後は欧州はイースター休暇まっただ中で(公休日はイースター直前の金曜日のGood Fridayとイースター直後の月曜日のEaster Monday)、日本で云うとGWみたいな感じになります。地下鉄なんかはここぞとばかりに復旧工事のため運休になったりしますし、世間が一斉にお休みモードに入るため、子供たちも4月末まで春休みと言う事で、せっかくなのでNiceに4泊5日で家族サービスをすることにしました。行き先は、妻の希望でフランスのNice(ニース)へ。実は、僕は学生時代(20年ほど前)にバックパッカーとして初めて海外旅行をした際に一度ニニースを訪れています。

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ご多分に漏れず、easyJetのツアーで安いところを探しまくって予約。
交通費は、東京大阪間を飛行機や新幹線で移動する運賃の半分以下の値段で移動できてしまいました(そのかわり、フライトは早朝で、朝3時半に起床して空港へ向かいました)。

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NiceとLondonは時差が1時間で、Niceが1時間分早いです。フライト時間は1時間45分ほどでした。

空港からは滞在するホテルが送迎サービスをしてくれるそうなので事前に申し込んでありました。Nice Côte d'Azur空港からNiceの中心までは、空いていれば車で15分から20分と言ったところ。近くて便利です。朝の10時ごろにホテルに到着しましたが、チェックインは2時からと言う事で、ホテルに荷物を預けてまずは観光兼街中偵察に出かけました。到着した日はあいにくの曇りがちの空。でも気温はロンドンと比べると確実に暖かくて、居心地がよかったです。目の前に広がる光景も、ロンドンとは異質ですね、やっぱり。

ホテルからぷらぷら歩いて、まずは中心街であるPlace Massena(マセナ広場)へ。ずいぶんと近代的な路面電車が街中を走っていました。昔はこんなのは無かったと思います。

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人通りも多く飲食店もたくさんあるRue Massena(マセナ通り)を散策。適当なお店で簡単なお昼をちゃっちゃといただき、ご飯を食べながらこの日の作戦会議。その結果、妻のお目当てであるMusée Marc Chagall(国立シャガール美術館)へまずは行くことにしました。

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まだ町の歩き方の「コツ」がつかめていなくて、バスの路線が把握できていなかったため(←ツーリスト・インフォメーションかホテルのフロントで確認してから出かければよかったと反省)、ホテルでもらった地図を見ながら歩いていくことにしました。

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景色が軒先一つとって見ても英国とは全く違うので、結局30~40分くらい歩きましたが、飽きずに美術館までたどり着きました。が、子供たちにはちょっと距離が長かったかな。

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シャガール美術館の入り口。入館料は、大人は6.5ユーロ、18歳未満の子供は無料でした。ここの美術館は有料ですが、他のニース市が運営するすべての美術館は無料だそうです。

館内は撮影禁止とも書いてなくて、ぱちぱち撮っている観光客(白人含む)もいましたが、一応エチケットと言う事で。絵は聖書の場面を描いているので、場面が理解できない絵も多いのですが、画風は独特ですねやっぱり。1時間ほどかけて絵を堪能したあと、ここでMusee Matisse(マチス美術館)へのバスでの行き方の情報を入手し、次にマチス美術館を目指すことにしました。実は、20年前にシャガール美術館は訪れていたのですが、当時はマチス美術館は全館改装工事中で閉館だったため、今回は僕にとってはリベンジの旅でもあります。シャガール美術館もマチス美術館も、マセナ広場の近くのバス停から、15番、17番、や22番のバスで行けます。運賃は、大人1ユーロです。スペインのバス運賃よりも安い!

つづく

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/04/17(金) 20:00:00|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:5
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コメント

おかえりなさい

素敵な佇まいの街ですね。
路面電車は形は近未来的でも色あいはシックにおさえてありますね。
シャガールが永住を決めた地だけあって、イイところなんでしょうね。^^)
  1. 2009/04/18(土) 03:38:53 |
  2. URL |
  3. satothing #7UVZ4oV6
  4. [ 編集]

こんばんわ~

お帰りなさいませ~
フランスはニースですか~ うらやまし~です~
ヨーロッパは環境に配慮して自動車を制限して...
路面電車を活用してるって聞きましたけどホント未来的なデザインですね~
美術館巡りは旅行の楽しみの1つですよね~
写真は撮影OKなら絶対撮ります
作品じゃなくて...美術館館内の雰囲気がいいんですよ~
  1. 2009/04/18(土) 15:37:16 |
  2. URL |
  3. yo #vYXebdWU
  4. [ 編集]

こんばんは

satothingさん
無事に帰って来ました。何より、ロンドンよりも気温も高く日差しも強い場所に行けるだけで、なんだか開放的な気持ちにさせてくれました。
生活しやすい町かどうかは判りませんが、町が明るくて開放的で、そういった空気感がシャガールやマチスの心をとらえたのかもしれませんね。

yo さん
路面電車がある町は多いですね。ウイーンやドイツ語圏の国なんか、多い気がします。
ほんとか嘘か知りませんが、昔は絵に向かってストロボを炊かれると絵が傷むから撮影禁止と聞いたことがありますが、今はデジタルで発光禁止にしさえすれば、痛む事はなさそうですね。むしろ著作権とかの関係なのでしょうか、やはり禁止の場所は多いですよね。なんとなく気が引けて、シャッターを押すのをためらってしまいました。小市民です(笑)。
  1. 2009/04/18(土) 22:13:32 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

ヨーロッパは街並みがキレイですね。
街の景観を守ろうという気持ちがあるのはもちろん
やはり何十万人レベルの中小の都市だからできるのでしょうね。
  1. 2009/04/19(日) 00:56:40 |
  2. URL |
  3. kk #z1uogJ6Q
  4. [ 編集]

kkさん
特にこういった観光産業以外にはあまりぱっとする産業の無い町では、何が観光客の心をつかむのか住民が良く理解しているような気がします。それが景観保護にもつながっているのかもしれませんね。おっしゃる通り、住民の数が日本と比べて圧倒的に少ないのもキモなのかもしれませんね。
  1. 2009/04/19(日) 20:22:47 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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