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英国医学研究留学記

G20閉幕

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今日も朝冴えず、でも午後から晴れ渡るというここのところお決まりのパターン。
昨日のブログは、その場の勢いで書いた内容を、今日になって冷静に見るとやはりまずいなと思い直して書き直しました。もし(日本時間の早朝から夕刻にかけて)読まれた方は、見苦しく映ったのではないかと思うと恐縮です。

G20は日本の影がうす~いまま、閉幕しました。英国はさながらオバマ・フィーバーと言った感じで、新大統領とファースト・レディーのニュースで連日湧いたと言う印象です。多分、訪日しても、日本でもそうなるのでしょうね。

松村邦洋氏が退院との事で、大事に至らなくてよかったです。心筋梗塞は命を落としてもおかしくない病気なので、運も良かったと思います。僕はロンドンで見れませんが、まだまだ掛布の物まねなどを見れると言う事ですね。実は、僕自身の研究の(遠い)延長線上には、心筋梗塞などで心不全に陥った心臓の機能をなんとか心筋を再生させる事で回復させたいと言う目的が有ります。僕が生きているうちに、そのようなことが可能になるのかどうか判りませんが、現在判っていない事をこつこつと明らかにしていく過程の先に、何らかのイノベーションが有るはずだと信じています。ただし、究極の医学はやはり予防医学ですから、「防ぎ得る病気にいかにしてならないか」もとても大切ですし、むしろ心筋梗塞などは現代病で飽食でなければほぼなり得ない病気なので、生活習慣を改めるキャンペーンを張る方が、実は再生医療研究よりも遥かに即効的で安上がりじゃ無いかとも思います。

またもや米国で銃乱射事件。どうにかならないのでしょうか。これだけ銃の事件が続いても、銃を社会から撤廃する世論が優勢にならないところは、国の成り立ちやたどって来た歴史の違う僕たち日本人にはなかなか理解が難しいことです。

今月のGR BLOGのトラックバック企画には、またもや苦戦しそうな予感です。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/04/03(金) 19:20:09|
  2. 未分類
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  1. 2009/04/03(金) 23:57:01 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

DR KenさんのG20の“感じ”を読ませていただいて、日本円ベアにさらに思いが強まり
その通りに市場も動いたのですが、なかなか波に乗れませんでした(苦笑)
自国通貨を売る、ということに少し引っ掛かりが--というのは、いい訳ですね(苦笑)
  1. 2009/04/04(土) 00:49:39 |
  2. URL |
  3. kk #z1uogJ6Q
  4. [ 編集]

Dr. Kenさんのご研究の成果が、明るい未来に繋がっていると思うと尊敬せずにはいられません。
私事で恐縮ですが実は、長男が高校の頃に健康診断で「WPW症候群」と診断され、
水泳授業は無しとなり(なぜかマラソン大会はOKでしたが)当初は心配しました。
一日だけポータブル心電計を付けましたがA~Dのランクで一番軽度のDでした。
大学に入学してからは発作も起きず、元気に一人暮らしを楽しんでいるようです。

それより、今はどこも悪くありませんが、私自身が飲みすぎを抑えて生活習慣を改善しなくては。(苦笑)
オープン戦では心配だった真弓阪神ですが、初日から好スタートですね!41歳のアニキを見習いたいものです。
  1. 2009/04/04(土) 04:25:38 |
  2. URL |
  3. satothing #7UVZ4oV6
  4. [ 編集]

2009/04/03(金) 23:57:01の鍵コメさん
いつもありがとうございます。返事は、そちらのブログで。

kkさん
あのまったく日本がいなかったのようなG20を目の当たりにすると、円高に動く理由がよくわからないのですが、それがインベストメントなんですよね。複雑です。日本のマスコミは、もっとこの日本の希薄さを危機感を持って報道する義務が有ると思うのですが、それにすら気づいていないとしたら、節穴ですね。日本にいても海外メディアの報道には、少なくとも目を通しているはずですから。同行記者が肌で存在感の無さを感じられなかったとしたら、これも失格だと思いました。

satothingさん
そのようにおっしゃられると、ちょっとお恥ずかしいのですが、基本的にはサイエンスですから「なんでだろう」という単純な疑問がスタートなんですね。だからそんなに偉い訳でもないのです。何かの役に立てたいという大義名分が先に立つ研究よりも、「これは何の役に立つのだろう?」と一見するとよくわからない研究が10年20年後に大きく化けたりする、そういう世界ですから。発作を薬で救急で止めてあげたりとか、WPWには医師として対応した経験があります。軽度なもので良かったですね。遠い未来には、不整脈も機械のペースメーカーではなくて「細胞」で出来たペースメーカーに置き換わる時代が来るかもしれません。そのように臓器が細胞で作った人口組織で置き換えられる様になってしまうと(現状ではまだまだ大変に難しいことですが)まるでブレードランナーに出てくるレプリカントですね。
  1. 2009/04/04(土) 11:40:27 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

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Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

当ブログの写真および記事とは直接関係がないと判断したコメントやトラックバックは、申し訳ありませんが削除させていただきます。ご了承ください。

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