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今日もいい天気。
見上げたら風見鶏の時計台の上に飛行機雲が見えたので、Contax T3のカタログの写真をイメージして。
ロンドンの空を見上げると、飛んでいる飛行機の数が半端じゃありません。
こんなに飛んでいて良いのかと思うくらい混んでいます。
それを見るにつけ、都市としてのスケールは大阪や東京の比ではないのではないかと感じます。
なにせ、周囲に国際空港が4つありますからね(ヒースロー、ガトウィック、スタンステッドにルートン)。
日本の空とは何かが違うんでしょうね、飛行機雲がやたらと多いです。
真っ青な空に飛行機が尾を引きながら飛んでいくのを見ると、大学受験の勉強をしていた頃に見た映画「Right Stuff」のラスト・シーンを思い出します。
Right Stuffとは、ジャストな日本語が無くて苦しいですが、天賦の才、選ばれし者、と言った意味が近いでしょうか。
音速の壁を世界で初めて破ったチャック・イェーガーと、その影で最新鋭のジェット機に乗ることが出来ずに宇宙飛行士へと転身を図ったゴードン・クーパーやガス・グリソムら若きテストパイロット達。
新聞記者に"Who is the best pilot you ever saw?(今迄会った中で、最高のパイロットは誰だい?)"と聞かれて、"Well, uh, you're lookin' at 'im.(そうだな、君たちの目の前にいるよ。)"と軽口をたたくも実は本心ではイェーガーこそがRight Stuffを持つ最も偉大なパイロットだと思っているクーパーが、ラストで単独有人では最後で最長の宇宙飛行に飛び立ち、ぐんぐんと彼方へ向かって飛び去るシーンとオーバーラップするのです。
"And for a brief moment, Gordon Cooper became the greatest pilot anyone had ever seen. "(そして束の間、ゴードン・クーパーは誰も出会ったことの無い偉大なパイロットになったのであった。)一方で、いつしか世間の注目も開発資金も大きくマーキュリー計画に奪われたジェット機開発の現場で、イェーガーは飛行機から浮気すること無く黙々と自分のすべきことをこなし、自らの限界に挑戦し続けます。
Chuck Yeager: "Hey, Ridley?(おい、リドレー?)"
Jack Ridley: "Yeah?(何だい?)"
Yeager: "You got any Beemans?(ガムあるか?)"
Ridley: "I might have me a stick.(一枚ならな。)"
Yeager: "Well, loan me some, will ya? I'll pay you back later.(くれないか。後で返す。)"
Ridley: "Fair enough.(いいだろ。)"Yeager: "I think I see a plane over here with my name on it.(俺の名前の書いてある飛行機が向こうで俺を待ってるからな。)" この台詞のシーン、痺れます。
落ち込んだり壁に突き当たったときに、この映画を見るとまた頑張ろうと言う気にさせてくれる、僕の好きな一本です。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記
- 2008/07/16(水) 09:22:00|
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