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昨日と今日は、大学の医学部における一年間の研究成果を発表する学内でのカンファレンスがあって、朝から晩までプレゼンにどっぷりと浸かっています。
昨年は自分が発表しましたが、今年はまだ人にお見せ出来るほど成果が上がってないので聞くだけ。自分には馴染みの無い分野の発表等もあって新鮮ではありますが、集中して聞かないと意味が分からなくなるので、日本語でもそういうのは疲れますがましてや何時まで経っても慣れない英語ですから、なかなかどうして疲労感は相当です。
日曜日の夜のニュースから話題になっていましたが、Alistair Darling財務相が正式に英国のVAT(消費税)を17.5%から15%に2009年度末まで一時的に引き下げると発表しました。
また、Gordon Brown首相は、中低所得者に対する減税を政策として強調していて、何となく日本に似て次期選挙も睨んだ政策であることが素人の僕にもプンプン臭います。
表向き減税ですが、同時に発表された内容は、高所得者の増税、National Insurance(年金)徴収の0.5%アップ、国債の発行など。
財政赤字は過去最高の1180億ポンド。
保守党の影の財務相George Osborne氏は、これは国家を破産の瀬戸際に追い込みかねない政策と痛烈に批判していますが、このような反論も日本でも耳にしたことがある様な批判で、じゃあ代案は何なのかと言う点ではもう一つピンとくる発言が僕には伝わってきません。
国民の反応はと云うと、BBCのニュースの街頭インタビューなんかでは、VATを2.5%下げた所で大して変わらないんじゃない?と、あまり評価されていないようです。
とにかく、市場にお金がないので市場にお金を呼び込む方法としては間違っていないと云う意見も聞きますが、経済音痴の僕にはこの政策が正しいのか正しくないのかすらよくわからないのが少々じれったいです。
結局問題を先送りしているだけなら、根本解決には何もならないのでしょうね。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記
- 2008/11/25(火) 08:00:00|
- 英国
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