英国医学研究留学記

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
  1. --/--/--(--) --:--:--|
  2. スポンサー広告

St Bartholomew's Hospital

R0011746.jpg
GRD2 IS0200 f2.4 1/20s
先だって、仕事の都合で、St Bartholomew's Hospitalに行きました。
この病院は、通称Bartsと呼ばれ親しまれています。
英国最古の病院で、1123年にSt Bartholomew-the-Great教会と共に設立されました。
もちろん、現在でも現役ばりばりどころか、都市の中核的医療基盤を担う病院です。
ロンドン大火災や第二次世界大戦による破壊も免れ、設立当時の場所に建っていて、1123年当時の建物はさすがに無いと思いますが、現存する英国内の病院の中で最古の建造物だということです。
1702年に建造されたヘンリー8世門など、歴史的見地からも大変に重要な建築物がいくつかあると聞きました。
ロンドン内では病院はどこへ行っても日本の様な近代的な建物の病院を見た事が無くて、欧州最大の小児病院である有名なGreat Ormond Street Hospital for Childrenも外見は古めかしいものです。
中はさすがに病院ですから、意外とこぎれいに整備されていますが、医療器具は別として建物としての設備としては随分と古くさい印象は否めません。
写真は、Barts内にあるThe Hospital's Great Hallで、多分一般公開はされていないと思うのですが、バロックスタイルの内装は、見つけない日本人にはさすがに歴史的な重みをひしひしと感じさせられます。

R0011747.jpg
GRD2 ISO200 f2.4 1/5s
病院施設内にはSt Bartholomew's Museumがあり、火曜日から金曜日まで一般公開されています。
残念ながら、仕事でしかここへ来た事が無いので、まだ入ったことがありません。
一度は行ってみようと思っているのですが、医療技術の進歩の歴史とBartsの歴史が展示物とともに解説されているそうです。
この病院に勤務していた有名人は、なんと言っても近代循環器学の父とも云える、Dr William Harveyでしょう。
古い病院は、以前記事で書いたKing's CollegeのMedical Schoolのように大概Medical Schoolが一緒にくっついています。
現在、St Bartholomew's HospitalのMedical Schoolは、英国最古のMedical SchoolであったThe Royal London HospitalのMedical Schoolと一つに合併し、ロンドン大学Queen Mary校の医学部(Barts & The London School of Medicine & Dentistry, Queen Mary, University of London)となっています。

テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/11/08(土) 08:00:00|
  2. 英国
  3. | トラックバック:1
  4. | コメント:4
<<Remembrance Sunday | ホーム | 利下げ>>

コメント

凄い!病院がさながら美術館みたいですね。
1枚目の天井の写真で何故かサートーマスリプトンを思い出してしまいました。。。なんでだろう?^^;
う~ん、行ってみたい気持ちになりました。

日本にはこういう病院はないかなぁ。。。

日本調のあの「となりのトトロ」でお母さんが療養していたような木造の平屋のような病院。

沖縄で出会えそうな気もするのですが。。。
  1. 2008/11/08(土) 09:20:21 |
  2. URL |
  3. kaotti1 #Yv0W3BDQ
  4. [ 編集]

コメントありがとうございます、kaotti1さん

この国の人は古いものを大切にしようと云う気持ちが強いですね。ですから新築の家なんてほとんどないです。古い家の外装はそのままに、リフォームして内装を近代的にして利用しています。病院も例外ではないようです。外観は古い病院ばかりです。中は.....、日本人が見たら古くてすすけていると思うかもしれません(笑)。

日本では病院を新しくすると患者さんの数が増えると云う現実がありますし、おそらく英国の様な古い外観の総合病院は、日本でははやらないと云うか、患者さんが来なくて経営が成り立たない気がします。

沖縄(オクマ方面)で子供が熱を出したことがあって、街の小児科医院にお世話になった事があります。僕が医師である事は先方には云わなかったのですが、看護師さんも医師もとても親切で、診療所はまさしくDr.コトー診療所みたいな感じでした(コトーの様に外科はしないと思いますが)。ハイテクの先端医療に囲まれているだけが医療ではなく、医師としての原点を見た気がしました。そこで風車を看護師さんにもらったのですが、それは93歳になったおばあちゃんの誕生日に、その家族がご近所に配ったものだそうです。長寿のご利益をご近所にお裾分けすると云う意味があるのだそうで、熱が早く下がる様に健康のご利益のお裾分けにと、看護師さんがおっしゃって子供にくれたのが印象的でした。

沖縄は台風があるので、木造の平屋は難しそうですね。やっぱり「コトー」に出てくる様なあんな感じにならざるを得ないのじゃないでしょうか。
  1. 2008/11/08(土) 12:37:54 |
  2. URL |
  3. Dr ken #HfMzn2gY
  4. [ 編集]

はじめまして

はじめまして。
現在友人の子が
Great Ormond Street Hospital for Children
に入院しておりまして、心配で検索をかけてみたところ
こちらにたどり着きました。
とても興味深い内容ばかりのブログですね。
これからも時々お邪魔させて戴こうと思います。
  1. 2010/09/04(土) 00:29:07 |
  2. URL |
  3. ★めぐみ★ #mQop/nM.
  4. [ 編集]

Re: はじめまして

★めぐみ★ さん
はじめまして。コメントありがとうございます。
GOSHに入院されているご友人のお子さん、早く良くなられると良いですね。
欧州最大にして超一流の小児専門病院ですから、頼りにして良いと思います。
独りよがりなブログですが、よろしく御願申し上げます。
  1. 2010/09/04(土) 23:28:19 |
  2. URL |
  3. Dr Ken #-
  4. [ 編集]

コメントの投稿


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック

トラックバックURLはこちら
http://ukresearchlife.blog17.fc2.com/tb.php/105-9d852837
この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

食の安全

GRD2 ISO400 f2.4 1/25s 日中は晴れ間がのぞきますが、仕事帰りの自分には小雨がぱらついたりします。この2~3日は、そんな天気が続いていました...
  1. 2008/12/12(金) 17:02:54 |
  2. 英国医学研究留学記

プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

当ブログの写真および記事とは直接関係がないと判断したコメントやトラックバックは、申し訳ありませんが削除させていただきます。ご了承ください。

カレンダー

07 | 2017/03 | 08
- - - 1 2 3 4
5 6 7 8 9 10 11
12 13 14 15 16 17 18
19 20 21 22 23 24 25
26 27 28 29 30 31 -

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

カテゴリ

未分類 (337)
GRD2 (171)
日英の相違 (21)
英国 (282)
研究 (20)
映画 (4)
万年筆 (1)
医学 (10)
旅 (83)
科学技術政策 (2)
日本 (17)
Rolleiflex (25)
Leica (21)
Contax T2 (16)
Contax T3 (4)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。