日本もあまり先行き明るい話題が少なそうですが、欧州も英国も同様です。BBCのニュースで、サルコジ仏大統領が、キャメロン首相に、Euroに加盟していない英国がEuro圏の経済にあれこれ意見を言う事に正面切って不快感を示した事が報じられていました。これ、わからんでも無いですねぇ。英国は、自国の経済の足を引っ張られる事を嫌ってEU加盟国なのにEuroには加わっていないのですから、見方に依っては「自分勝手」と云われても仕方が無いかもしれません。ちなみに、英国では、今朝のニュースではEU脱退の是非を問う国民投票をするべきかどうかの動議が下院に提出され、多数決でその案は否決されたのですが(もちろん、原政府の方針はEU脱退には反対の立場)、担当政権政党からこの動議に賛成票を投じた造反議員が出ている事が大きく報じられました。欧州の経済は、不安材料が多く、英国内ですら「喘いでいる」印象が強いので、いまのところあまり楽観できそうに有りません。 EU referendum: Cameron says no bad blood towards rebels
Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。