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英国医学研究留学記

一件落着

11JunM4009.jpg
Leica M3 Summarit 5cm f1.5 Kodak BW400 / Liverpool Street, London
今日は夏らしくちょっと汗ばむような陽気でした。こういう夏らしい日がもうちょっと続いてほしいものです。

ずいぶんと時間をかけてやってきた研究費の申請書作成ですが、まずは一件を片付けました。
今日、ようやく必要な書類が全て整い、British Heart Foundationへ提出しました。BHFは締め切りが無いので、今回よくわかったのは、気になり始めたらきりがない事です。これには反省しないと。2月ごろから構想を練り始めて、本格的に書き始めたのは春からですが、仕上げるのにちょっと時間がかかりすぎました。MRCの様に、明確な締め切りがある方が僕には向いているかもしれません。
さてさてどうなる事やら、うまくいってほしいと思います。

これでホッとはしていられません。同じ内容をMRC用に書き直しながら、別件の申請書を今作成中で、合わせて2つの研究提案の申請書をMRCに出そうと思っています。こちらの締め切りは8月末で、もう時間があまりありません。必死に取り組まないと間に合わないと思うので、気持ちを切り替えてがんばりたいです。

そういう訳で、まだまだ忙しい時間が続きます。9月に入ればもう少しブログに向かう時間が持てるかな.....。

新聞のweb siteで小松左京氏の弔報を目にしました。氏の小説は、中2の時に映画になった「復活の日」が一番印象的で、中2の時に読んだ時には「核酸」「オルソミクソウイルス」????何のこっちゃ、さっぱり分からんと思ったものでしたが、インフルエンザ・ウイルス(正確にはある核酸がインフルエンザのウイルスと協調的に働いて恐ろしい性質を発揮する核酸兵器なのですが)が人類を瞬く間に滅ぼしてしまう話に震撼しました。医学部に入ってから読み直した所、今度はきちんと理解できる自分が居ましたが、関西の方なので、小説の中に僕の母校の微生物学研究所が登場したりして、ちょっと嬉しく思ったりしました。星新一氏や筒井康隆氏と並び、日本にSFを定着させたパイオニアでしょう。ご冥福をお祈りしたいと思います。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2011/07/28(木) 16:31:32|
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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