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英国医学研究留学記

UCLでの緊急シンポジウム

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昨日は、午前中は学内で街頭募金を行いました。たくさん作った折り鶴もまだまだ有るので、募金してくださった方に配って回りました。夕方からは、UCLの大沼教授が音頭をとってくださった東日本大震災に対する緊急チャリティ・シンポジウムに参加してきました。お恥ずかしながら、長州ファイブも夏目漱石も、UCLに留学したんですね。知らんかったです。(^_^;

SpeakerにはBBCニュースなどで解説にも登場している地球物理学者であるPeter Sammonds教授が地震や津波についての講演を行いました。最近東北大の大隅先生の研究室からMill HillにあるNIMR(National Institute for Medical Research)に留学されてこられた高橋将文先生は東北大学の現状に付いて、うちのボスの研究のお手伝いに来ていて石巻の病院勤務経験もある乳腺外科医の原田成美先生は、地震と津波被害に有った宮城県内の病院の現状について現場にいるかつての同僚達からFacebookやメールなどで知らされた情報をプレゼンをされました。audienceはおそらく300人以上いたのじゃないかと思われるくらいたくさん入っていました。日本人だけかと思いきや、半分以上は外国人だったのじゃないでしょうか。ひとまず募金活動の一環としてのシンポジウムとしては大成功だったと思います。あの場での一体となった空気感を共有できたのは、とても良かったです。大沼先生、良い機会を提供してくださいましてありがとうございました。また、シンポジウムの準備をされたUCLの日本人学生の皆さんや日本学術振興機構のロンドン事務所の方々など、皆さんご苦労様でした。

シンポジウムが終わった後は、UCLのパブで高橋さんや、大沼さんを含めた以前から既知を得ていた研究者仲間達としばし歓談しました。高橋さんがロンドンに来られる前からこのブログを見てくださっていたと知り、恐縮しきり。最近は学生の面倒に追われたり、英国と日本を頻回に往復したりなど、結構研究の方が滞っているので、久々に皆さんとお話をして、これじゃいかんなぁと気を引き締め直した次第。がんばらないと。自分ががんばる事が、自分のためだけじゃなくて、微力ながらも日本のプレゼンスを海外で挙げる事にも繋がるのだと信じて。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2011/03/23(水) 19:10:59|
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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