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英国医学研究留学記

Snow falls.

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今日は寒い。朝から雪が降っています。北の方は大雪です。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/11/30(火) 15:50:53|
  2. GRD2
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Light Up A Life

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久々の更新。気づいたら2週間も空いてしまいました。この2週間でずいぶんとロンドンの気温が下がり、今週末は特に寒気団が下がって来て、寒い日々となっています。

相変わらずバタバタした日々か続いていますが、やっと今週で医学部2年生を相手にしたデューティの一つが一段落します。これが片付くと、もうちょっと自分自身の本来の仕事に集中する事が出来る様になりますが、学生が提出したレポートの採点や、年明けから始まるBMedSciのコースに興味を持った5年生の学生と個別に面接をしたりなど、ちょこちょことした雑用はまだまだ続きます。年が明けてBMedSciの実習が始まるとまた手がかかりますので、なんだか金太郎あめを切っている様にキリが有りません。

私生活でも、ぼちぼちクリスマス・カードを準備しないと行けなかったりとか(年賀状みたいなモノですね、コチラでは)、やはり師走と言った感じで(まだ12月前ですけどね)慌ただしくなって来た気がします。本日の日曜日の夕方には、すぐ近所のホスピスで、大きな木にライトの飾り付けをしてライトアップをする恒例の行事が行われました。これが灯ると、一気に年末にさしかかったなと言う気分が高まります。昨年は観に行きましたが、今日はあまりに寒いので、家の中で明日の学生実習の準備にいそしんでいます。

今日の日曜の夜から月曜の夜まで、またまた地下鉄がストライキに突入しました。はっきり言って、ストをうち過ぎです。皆がいい加減にして欲しいと思っています。ここまでやると市民の同情もへったくれも無く、反感を買うばかりで労働組合にとっても却って損だと思うのですけどね。金曜日に、大学からは「ストが有るけど、学生には出来る限り努力して講義には間に合う様にと連絡してあるので、通常通りに授業は進めて欲しい」とメールが回覧されて来ました。簡単に言ってくれますが、交通事情が麻痺した状態で迂回経路も考慮して間に合う様に家を出ようと思うと、いったい何時に家を出たものかと、ちょっと頭が痛いです。今日は早く寝ないと行けません。

週末からコメントへの対応も出来る様になると思いますが、頂いたコメントへのお返事は遅れると思いますのでご了承ください。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/11/28(日) 18:42:31|
  2. 英国
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  4. | コメント:6

Remembrance Sunday

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朝から冷たい雨が降っています。ここのところ雨の日ばかりが続いています。
今日は日曜日ですが、用事があって大学に来ています。ちょっと時間があるので、久々の更新です。
地下鉄は予定されていた補修工事のために運休の路線が今週末も多く、乗り継ぎの駅は相変わらずの大混雑で少々うんざりでした。

たまった仕事やプライベートの事などいろんなことが重なり、カメラを持ち出す気力も無く、英国へ帰ってきてから2週間が過ぎました。
多分、医学部の学生に教えるデューティが終わる12月第1週まで、こんな感じだろうと思います。
所変わっても品変わらずで、英国の大学生といえども「如何に手を抜くか」に明らかに心血を注いでいるのが分かるので、それを英語で御せねばならず、正直手に余っていますが(笑)、まあ、貴重な経験をさせてもらっていると前向きにとらえたいと思います。

学生と言えば、先日はWestminsterの保守党の事務所があるビルで大学生達のUnionがデモを行い、暴動に発展したニュースがありました。これは保守党が極端な財出削減政策を現在次々と発表していますが、大学への補助が大幅に削減される事が明らかとなり、そのために大学は職員の削減(これは用意できるコースの削減につながり、大学定員の減少→大学へ入れない学生の増加につながります)と学費のアップを余儀なくされたためです。こちらの学生達は、国ベースの無利子の学生ローンを組んで、それで学費を払って大学へ通う子達がほとんどです。つまり日本と違って、大学生達は親に学費を出してもらっているのではなくて「自分で借金して行く」訳です。そりゃ怒りますよね、そうなると。そのせいか、こちらの大学生達は日本の同い年の子達と比べてずっと大人(自立して社会的責任を自覚しているように見える)ですし、その分一所懸命に勉強しようと言う子が多いように思います。それにしても同じ先進国でありながら学生にこれだけ怒れるパワーがあるのに驚きました。でも破壊活動に走った行為はいただけません(保守党に攻撃の材料と正当性の口実を与えるだけ)。この辺が青いところでしょうか。しかし、日本の今の大学生に、こんな気力があるでしょうか?日本にいたときに見ていた多くの無気力そうに見える学生を思い出すたびに、「世界で戦える人材を如何に作り出すか」という戦略の全くない日本の教育には、英国で教育に携わるようになって大きく疑問を感じるようになりました。保守党の歳出削減のコンセプトには皆が賛成したために労働党から先の総選挙で政権が交代した訳ですが、今次々と打ち出されている具体案には「性急すぎる」「極端」といった意見や報道も目につき、僕の周囲にいる大学人にもサポーターは見当たりません。増税はされるは、行政サービスは低下するは、景気は良くならないはでは、いくら「痛みに皆で耐えて再建しよう」と言われたところで、次期選挙では保守党は政権を維持できないかもしれませんね。

11月11日は第一次大戦の終了した日で、英国では特別な日です。日本と違い、第二次大戦よりも第一次大戦の方が英国民の心に深い傷跡を残しました。そのため、この日をRemenbarance Day(もしくはArmistic dayまたはPoppy day)と呼び、戦闘が終了した午前11時に黙祷を捧げます。そして、直近の日曜日にはRemembrance Sundayと称し、王族の参列する国家行事としての追悼式典が営まれます。
過去にも記事にしましたので、参照していただけると幸いです。
Remembrance Sunday
Remembrance day

いつお返事ができるか全く解らないので、今回もコメント欄は閉じておこうと思います。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/11/14(日) 13:20:09|
  2. 英国
  3. | トラックバック:0

無事に英国へ帰国

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無事に英国に帰ってきましたが、帰って来たらてんこもりに仕事が待っていて、更新もままなりません。
コメントをいただいてもお返事がいつになるのかわからないので、この記事のコメント欄は閉じておこうと思います。
良くコメントをくださっているブロガーさん達のブログへも足を運べないままですが、不義理をお許しくださいますと幸いです。

今回の一時帰国は、急に降って沸いた凄く私的なものでしたが、結局日本への滞在中に日本の写真を撮る事も無く、ばたばたとロンドンに帰ってきました。時間的な余裕もなかったのですが、いろいろあって全く写欲が湧かなかったというのが本音で、こういう事は今までありませんでした。しばらく、あまり写真を撮れそうな気がしないのが正直なところです。こういう気分に陥るのは、写真(というよりもカメラいじり)を趣味にし始めてから初めての事です。日本の滞在中はずっと東京で過ごしましたが、ロンドンよりも高い気温と湿度にやられ、台風のせいでずっと天気が悪く、道行く人の多さに酔い、せかせかと道を急ぐ日本のペースに疲れてきってロンドンへ帰ってきました。すっかりロンドンのスロー・ペースに馴染んでしまったようです。

日本は食べ物がおいしいです。母国での滞在にも関わらずくつろげずに疲れてロンドンへ帰ってきましたが、しっかりと天一のラーメンとか吉牛とか、堪能して帰ってきました。コンビニの菓子パンや総菜パンですらおいしい(そういうの、ロンドンでは普通に売っていませんし、日本食材店で買うと馬鹿高くて買う気になりません)。王将の餃子を食べられなかったのがちょっと心残りですが、これは次回の宿題です。

今回の一時帰国でも(私的な事とは云え)忙しい合間を縫って、仕事関係の事もこなしてきました。共同研究をし始めたT大のK先生の研究室へ、研究の相談とインフォーマルなセミナーをしてきました。K先生には、T大の近くの根津の「鷹匠」というとても素敵なおいしい蕎麦屋に連れて行ってもらいました。蕎麦は大好きな上に、小料理もおいしくて感激しました。周辺の景色はさすがに谷根千と言われるだけあって雰囲気があったのですが、カメラを取り出すゆとりがありませんでした(残念)。

偶然にも、ユタ大学で研究室を主催されている僕のお師匠(日本にいたH教授の研究室で、僕が大学院生のときの助教だったS先生)が同じときに一時帰国していることがわかり、都内でお会いして共同研究の具体的な話が出来たのも思いもかけなかった収穫でした。ユタまで、どうやってお金を工面していつ出かけようかと思案していたくらいでしたので、これはラッキーでした。S先生とは、メールではやり取りしていましたが、実にお会いするのは6年ぶりでした。S先生は、僕に機械式カメラの面白さを教えてくれたお師匠でもあります。

もう一点思いもかけなかった事は、合間を縫って久々に遊びにいった大井町にある万年筆専門店「フルハルター」で、万年筆画家の古山浩一さん(リンクしている町工場二階空目薬煙突工房を参照)にお会いできた事でした。フルハルターの店主の森山さんがお店を閉めた後、森山さん、万年筆友達のSさん、古山さんと僕の4人で食事に行き、楽しいひとときを過ごせたのも収穫でした。こうして見ると、疲れて帰ってきたものの、結構充実していたようです(笑)。

1週間強ロンドンを留守にしている間に、広葉樹はすっかりと落葉して、完全にロンドンの景色は冬のものになりつつあります。当分、不定期の更新にならざるを得ないと思いますが、なんとか気を取り直して、写真は撮りだめておきたいところです。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/11/04(木) 17:28:39|
  2. 未分類

プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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