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英国医学研究留学記

秋深し

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とにかく寒くなりました。この一週間、最高気温は15℃を越える日が一日も無くなりました。せいぜい12~13℃くらい。そのせいか、またもや体調不良です。また風邪を引いてしまったようです。怠いし、喉も痛い。

気候は冬へ向かってまっしぐら。周囲では親しくしていた方々の本帰国決定の知らせも相次ぎ、下り坂の天候も相まって、妻共々なんだか寂しい気持ちに浸ってしまっています。

僕はと言うと、仕事や職場の人間関係とは直接関係ない事でへこんでしまうような出来事が起こったり(具体的には書きませんが)、仕事の上での行き違いで(当方に何の落ち度も無くて、ただ大学の事務方がアホなチョンボをしただけなのですが)注文していたはずのモノが届かずに、まるまる2週間分の研究計画がパーになったりと、なかなかストレス・フルな一週間でした。

この間に、医学部の(昨年もチューターを勤めた)SSC(Student Selected Component)と呼ばれる実習コース(SSC programme dissertationを参照)で2年生を対象にしたモジュールのチューターを今年もありがたい?ことに拝命しており、お約束の様に3人の学生が割り当てられていて、個別に最初のミーティングをこなしたり、研究費の申請書の書類を作ったり(書いているうちに良い案が浮かんだり、他の実習コースの準備に携わったり、前に書いた案が陳腐なモノに見えた書き直したりするので、多分この作業は延々と年明けまでかかると思います)、ふと思い浮かんだアイデアを実現する為にいろいろな方面の方々にメールや電話などでやり取りして、共同研究の形で協力を取り付けたりなどなど、実験計画そのものが飛んでしまってもやる事は山ほど有り、ブログの更新もままなりませんでした。少し可哀想だったのは新しい大学院生のAちゃんで、僕の実験計画が飛んでしまったおかげで、本当は実験について僕が作業をしながら教える予定にしていたモノが大きく飛んでしまって、やむなく他のラボメンバーの実験を見学をしてもらうはめになりました。

もしかすると週に一回程度の更新がやっとで、人様のブログにもあまり足を運べないとと言う状態が当分続いてしまう予感がします。今までこういう事態はあまり無かったのですが、仕事なのでやむなしと言う感じです。英国に来て3年が経ち、とっかかりの研究活動は芽も出始めて軌道に乗り始めた実感を持てる様にはなりましたが、今後の研究費の獲得やポジションの獲得に向け、どうやら、自分が国際的に認知される所に至ることが出来るかどうか、この1~2年が正念場と言う事なのでしょう。今頑張らねば、研究者として日本へ帰国する事も、おそらく出来なくなるのでしょう。自分で選んだ人生ですので、逃げずに真正面から向き合わねばなりません。

忙しくしていても世間はめまぐるしく動いています。劇的なチリの落盤事故現場での救出劇やら、次々と明らかになって行く英国における予算削減に関するニュース、FIFAのワールド・カップ誘致に関わるスキャンダルなどなど。

今日は、家族でITV1で放送中の人気番組The X Factor(素人から人気歌手に成れる人材を発掘するオーディション番組)を楽しく見た後、今このブログを書いています。この週末は昨日も本日も良い天気で、写真は昨日の土曜日に撮った秋晴れの空を背景にした自然史博物館(Natural History Museum)です(記事;自然史博物館を参照)。ここは、South Kenginton駅の近くで、いつも人気で入るのにすごい行列です。恐竜の化石のコーナーが特に人気ですね。ただし、昨日は自然史博物館に用事があったのではありませんでした。娘(小学3年生、現地校4年生)が英検を受けるため、試験会場であるImperial Collegeの会場に連れて行かないと行けなかったのですが、ここのすぐ横だったんですね。英国に3年以上滞在している娘の同級生の日本人は、大体準2級か2級が相場なのですが、今回は初めてで試験会場の雰囲気に慣れさせる目的で3級を受けさせました。今回は一次試験で筆記とヒアリングですが、娘に云わせると全く簡単だったそうで(前日にマークシートの記入の仕方と名前を書く練習をしただけで、何の準備もしていません。周囲の日本人の子供たちも、ロンドンでの英検受験には、何の特別の準備もしないのが普通です)、なんだかうらやましいです。3級の会場は9割以上が小学2~3年生くらいの子供たちだったそうで、日本の会場とはえらく違うでしょうね(3級は中学2~3年レベルですから)。ヒアリングは、4択で、間違いの回答は愚にもつかない答えが多く、会場は子供たちだらけなので、げらげらと笑い声が起こったそうです(「それはないやろ~」という笑いなのでしょう)。何で子供たちがこぞってわザわざ海外で英検を受けるかと言うと、取っておけば日本で履歴に書けますし評価されますが、ロンドン在住の時が一番英語の実力が高い訳で、日本へ帰って子供が英語を忘れてしまう前に取れるモノは取らしておけ、という風潮がロンドン在住の日本人社会の間で強いのですね。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/10/17(日) 21:37:09|
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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