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英国医学研究留学記

Nobel Prize "for the development of in vitro fertilization"

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日曜日も天気が悪く、外に出る気も起きなかったため、ずっと家でデスク・ワークをこなしていました。
今日は朝から雨模様です。

予告通り、地下鉄がストを打ちましたが、僕がメインで使っているNorthern lineは運行していたので、通勤そのものには大きな支障はありませんでした。ひと駅分を徒歩で歩けば済む程度の事で済みました。
ただし、ストのおかげで、いつも以上に運行している列車に人が集中するので、車内はぎゅうぎゅうに混み合い、道路は歩く人とくるまで溢れかえってなんだか殺気立っており、朝からなんだかげんなりです。まあ、日本の通勤ラッシュに比べたらずっとましなのですが、慣れとは恐ろしいもので、日本の通勤ラッシュを今の僕が目のあたりにすると、多分朝一番から労働意欲が減退する事と思います。

今日は、世界標準時で朝の9時半(ロンドンの夏時間で午前10時半)にノーベル医学生理学賞の発表がありました。今年は英国人の単独受賞で、ケンブリッジ大のRobert G. Edwards名誉教授の受賞でした。

The Nobel Prize in Physiology or Medicine 2010
Robert G. Edwards


お題目は、「体外受精法の開発」でした。確かに、倫理的な問題も含めていわゆる試験管ベビーは当時はセンセーショナルでした。現在は不妊の治療などに対してなくてはならない方法とのコンセンサスが得られたので、今の受賞となったのでしょうか。とっくにもらっていても良さそうなのに、受賞まで30年以上かかっています(世界初の試験管ベビーが1978年)。その辺のいきさつは、選考の過程はよくわからないので憶測でしか言えません。マスコミ(特に日本のマスコミ)は毎年発表の前に予測と称して大騒ぎしますが、当たったのを見た事がありません。ちなみに、英国は発表前の予測の報道はおろか、英国人が取った後も、別に大騒ぎも何も有りません。日本人が取ると、日本だと大騒ぎでしょうけどね。BBCもThe Times紙も、The Independent紙も、ノーベル賞受賞はトップニュースにはなっていません。夜10時のBBCニュースでも、保守党党大会の模様、政局、アフガンなどを含む世界情勢、ゴルフのライダー・カップの結果などを放送して、放送枠の最後にやっと触れられた程度です。受賞者が130人もいると、珍しくも何ともないのでしょうか。

明日は物理学賞です。
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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2010/10/04(月) 17:28:32|
  2. 研究
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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