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英国医学研究留学記

年度始め

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日曜からずっと天気が悪いです。曇っていて時々雨がぱらつきます。
気温は、昨晩から少しましになった気がします。北極海からの北向きの風の流入が収まったのでしょう。

今週に入って、よけいに忙しくなりました。共同研究の申し入れや相談のために、今週と来週にはロンドン内にある別の大学の研究室へ出かけないと行けないのでその際のプレゼンの準備をしたり、研究費の申請書のたたき台(だいたいボスにいつもこっぴどく構成のまずさを訂正されるのですが)を作ったり、その一方で日々の実験もせねばならず、さすがにもうブログを毎日更新するのは難しくなって来たなあと思い始めました。Principal Investigator(PI)になると手を動かして実験するのは辞めてしまって研究室のマネージメントばかりになる人が大半ですが、PIになって初めてその意味が分かりました。とても「手を動かして自分で実験をする」時間的なゆとりがなくなってくるのですね。僕の場合はポスドクを雇ったりする予算が無いので全て一人でこなさねばならず、時につらくも感じます。なんとか気持ち的に「楽しんで」こなせるようにはしたいと思うのですが。日本に居たときの僕の師匠(O大H教授)は未だにポスドク顔負けの実験量をこなしていらっしゃいますので、あらためて凄いと尊敬してしまう次第です(←師匠に言わせると、今更何を言ってるんやと言われちゃいそうですが)。

昨日から新しく米国から来た大学院生のAちゃん(女の子)が研究室に加わりました。スーパーバイザーは教授ですが、実質的な研究の面倒を僕が仰せつかっているので、しばらくつきっきりになりそうです。最初に仕込むのが大変ですが、「僕の英会話の練習」のつもりでやればお互い様と言えますので、楽しんでいきたいと思います。彼女は大変に優秀で、飛び級で米国の某大学の過程を18歳ですべて修了して、今19歳になったばかりですがもう大学院コースをスタートさせる訳です(日本だと現役合格でも大学院は22歳からですぜ)。彼女のお兄さんは、いまOxfordの大学院に居るとの事です(兄妹で優秀や~)。本格的な研究の世界で、どれだけパフォーマンスを見せてくれるのかも楽しみにしたいと思っています。

ボスから、senior lecturerは独立したPIとして扱われるので、僕自身の研究の公式なホームページを作ったらどうやと言われました。それに合わせて「研究室の名称」を考えておけよと言われました。と、そのように言われても、基本は「したっぱ」としての仕事が向いているキャラなので、ちょっと戸惑っています。「僕一人しか居ない研究室で、僕だけがプロジェクトを推進している」状況で、それもどうかなあと正直思ってしまいましたので、ポスドクを雇う予算を含む研究費を新たに獲得して、人数が複数になったら考えようかなと思います(笑)。

責任あるポストへあがる事が決まったとたんに、新しく参画しないと行けない教育のデューティの説明をするからと呼び出されたり、「あなたの昨年の研究と教育に関するパフォーマンスはXXXです」という査定の書類がやってきてドキッとさせられたリ(←英国の大学の年度始めは9月です。9月が新学年のスタートなので、当たり前ですね、汗。ですから、査定も昨年の9月から今年の8月までのものになります。一応、おなさけ?で合格点でした。足りないときは、研究所の所長さんや副所長さんと個人面談をしないと行けないらしい。不合格だと余剰人員としてリストラのリストに載るんだろうな、こわ~)。英国の大学に就職して早3年ですが、未だに毎日が目一杯、日々勉強の毎日です。

写真は、ロンドンではあちこちにある「栃の木」の実です。一見、栗によく似ていますが、灰汁が強くて普通には食べられないそうです。「いが」の形も全然栗とは違いますが、3年前の渡英して間もない頃に、妻が家の周りに栗が一杯落ちていて只で栗ごはんができる!!!と興奮していたのを懐かしく思い出しました~(もちろん、料理に使ってしまう前に、何か変だなと気づきましたが、笑)。←こんな暴露話を書いたら、おこられるかも
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/09/28(火) 19:29:33|
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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