fc2ブログ

英国医学研究留学記

Brussel 2日目(2)~Antwerpへ~

R0016785.jpg
GRD2 ISO295 f2.4 1/32s
いよいよノートルダム寺院の中へと進みます。
中はカトリックの教会らしく、厳かな感じ。

R0016808.jpg
GRD2 ISO80 f2.4 1/100s
ステンドグラスが美しいです。
日本語の冊子が用意されている辺り、日本人観光客が多いことを伺わせます。

R0016787.jpg
GRD2 ISO209 f2.4 1/32s
観光ガイドに拠ると、「フランダースの犬」は、ここベルギーでは全く最近まで認知されていなかったそうです。理由は、英国人が書いた本で、物語そのものがものすごくマイナーらしいです。日本では如何にカルピスこども劇場の影響が大きかったかが伺えます。あまりに日本人観光客が「フランダースの犬」の話を持ち出す事から、ようやく近年になって認識される様になったらしい。でも、ベルギー人にはこのお話は大変に不評との事。理由はいじめられ最後は貧乏故に幼い子供が死んでいってしまうと言う悲惨な結末がベルギーの人々の共感を全く得られないと言う事らしいです。

R0016795.jpg
GRD2 ISO80 f2.4 1/5s
これが祭壇の左側にかかっているルーベンスの「キリストの昇架」(1609-1610)
ネロが見たいと恋いこがれていた絵の一つ(のはず)。
ツアーガイドさんに拠ると、ルーベンスがイタリアで絵の勉強をしてアントワープに帰って来てからの最初の作品らしいです。

R0016799.jpg
GRD2 ISO80 f2.4 1/8s
これは、祭壇の右側にかかっているルーベンスの「キリストの降架」(1612)
ネロが見たいと恋いこがれていたもう一つの絵(のはず)。

R0016802.jpg
GRD2 ISO80 f2.4 1/20s
ネロが死の間際に祈りを捧げていた天使が描かれている絵「聖母被昇天」(1626)
もちろんこれもルーベンス作。

追記:これを書いた後YouTubeで最終回のラストシーンを見ましたが、この絵は出て来ないかも....
実物を見てからアニメを見ると、寺院の中も外も、実に忠実に描かれているなあと思いました。

R0016797.jpg
GRD2 ISO80 f2.4 1/15s
う~ん、ラストシーンでこの天井から天使が降りて来たような.....
自由旅行か日本のツアーによる日本人ご一行は、レンタカーやバスを利用してネロが住んでいた舞台となったホーボーケンまで足を伸ばすらしいのですが、現地のツアーなのでツアーガイドはここまで。
この後、旧市街を少し散策ながらバスまで帰り、ダイヤモンドの研磨工房(兼販売所)を見学(すみません、写真は無し)して、ブリュッセルへと帰路につきました。
世界のダイヤモンドの実に70%以上がアントワープへ送り込まれ、研磨・カッとを受けて宝飾品として完成し、輸出されるそうです。
スポンサーサイト



テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2010/06/10(木) 21:07:24|
  2. | トラックバック:0
  3. | コメント:10

プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

当ブログの写真および記事とは直接関係がないと判断したコメントやトラックバックは、申し訳ありませんが削除させていただきます。ご了承ください。

カレンダー

05 | 2010/06 | 07
- - 1 2 3 4 5
6 7 8 9 10 11 12
13 14 15 16 17 18 19
20 21 22 23 24 25 26
27 28 29 30 - - -

最新記事

最新コメント

月別アーカイブ

最新トラックバック

カテゴリ

未分類 (337)
GRD2 (171)
日英の相違 (21)
英国 (282)
研究 (20)
映画 (4)
万年筆 (1)
医学 (10)
旅 (83)
科学技術政策 (2)
日本 (17)
Rolleiflex (25)
Leica (21)
Contax T2 (16)
Contax T3 (4)

FC2カウンター

検索フォーム

RSSリンクの表示

リンク

このブログをリンクに追加する

ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード

QRコード