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英国医学研究留学記

先生と面談

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今日は一日曇って肌寒い一日でした。
とうとう我が家も耐えられなくなって、ガス・セントラル・ヒーティングにこの秋初めて灯をともしました。

今日は仕事を少し早めに切り上げて、子供の通うprimary schoolに、先生と面談をしに行きました。
各学期の途中にある中間休み(ハーフ・ターム)前に、学校の先生と直接会って、学習面での学校での達成度、学期の後半に向けての目標や、家庭で補って欲しい学習事項について、先生とディスカッションをするのが目的です。来週の月曜から1週間の秋のハーフ・タームに入るので、今週にその面談の日程が組まれていると言う訳です。仕事帰りのお父さんも参加できるように、この面談だけは夜の9時過ぎまでセッティングされています。英国人達は、皆さん夫婦で来られるので、我が家も子供が熱を出しているなどが無ければ、基本的には夫婦で出かけることにしています。

学校での勉強に関しては若干心配していましたが、上の子も下の子も特に大きな問題は無いようで安心しました。上の子は、英語に関しての能力は、話す事に関してはネイティブにやや劣るものの英国の同い年の子の平均的能力と比べてほぼ同等、筆記の能力は平均以上だそうで、英国に住み始めて2年あまりで今の進展具合は立派ですとのお言葉をいただきました。僕からすると、うらやましいくらいです。最近は僕の英語を横から訂正し始めたので、少々鬱陶しく思い始めていますけどね(笑)。下の子に関しては、上の子よりも2年余分に英国で暮らした分、上と比べて英語面での苦労は少ない様で、2人とも落ちこぼれていないのにはほっとしました。こうして移民の子がなんとかキャッチアップできるのは、ひとクラス30人で、常時大人が3人以上はクラス内で生徒の学習のお手伝いをし、個人の進展具合に合わせ小グループでの学習が基本で、かつ足りない分はエキストラで補習をしてくれる英国の学校の授業ならではなのでしょう。

国力を揚げるのにいろいろな考え方があると思いますが、科学技術に関しては、欧米を見る限り優秀な移民が活動しやすい方(仕事ができるだけじゃなくて、家族が暮らしよい事も重要)がレベルアップは早いでしょう。安い労働力確保のための移民の流入は、下手をすると治安の悪化も招きそうですから、移民のコントロールはさじ加減は難しいとは思います。しかしながら、善し悪しは別として、今の日本は外国人にやさしく暮らしよい環境からはほど遠いでしょうね。

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写真は夏場に家族で観光に行った湖水地方のWindermere(ウィンダミア)湖です。LOMO調&Cross Process調のレタッチ後、Photoshopで諧調と露出を整えています。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/10/21(水) 19:08:43|
  2. 英国
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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