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英国医学研究留学記

安全性の再確認

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今日は朝からいい天気。
週末天気は崩れる様です。

先日の子宮頸癌に対する予防ワクチン「Cervarix」接種後に亡くなった14歳の少女に関して、新たな報道が。
病理解剖の結果、肺と心臓を巻き込む原発巣が不明の悪性腫瘍が見つかった事から、予防接種は死因に直接関与していない可能性がきわめて高いことが発表されました。特に心臓への浸潤がひどかったそうです。
少しばかりこの事実には驚きました。

公式見解としては、接種後2時間して倒れたそうですが、タイミングが偶然重なった、もしくはきわめて本来は深刻な状況だったところにワクチン接種というストレスが加わったためであり、従って、ワクチンそのものの安全性もいまのところは疑わしくなく、やはり信頼できるものであるとのことです。
http://news.bbc.co.uk/1/hi/england/coventry_warwickshire/8284517.stm
さらなる直接的な死因の究明がなされるとの事ですが、ご家族はいたたまれないのは変わらないでしょうね。

以下は個人的な勝手な推理。BBCの報道なので、具体的な医学的記述が乏しいのですが、場所からすると縦膈の腫瘍でしょうか。ここへ転移でと言うのは頻度を考えると考えにくいので、胸腺癌、悪性リンパ腫、もしくは胚細胞性腫瘍のどれかでしょうか。このどれも疫学的にそんなに発症頻度に差は無さそうですが、14歳と言う年齢と浸潤がひどかったと言う事、そして頻度を勘案すると、胚細胞性腫瘍が一番あり得そうです。

若い年齢でそういった病に冒されていたと言う事実も、とても残酷な事だと思いました。
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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2009/10/01(木) 15:00:23|
  2. 英国
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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