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今日は曇りがちな一日でした。
今日は、仕事をお休みして、学校を早引けさせて、昼から子供を歯医者さんに連れて行きました。GPや病院と同じく、すべてが予約診療なので、学校が終わった後の時間に予約を入れられなかった場合は、学校を休ませるか、今日のように早引けさせないと行けません。医療システムが日本と大きく違うだけじゃなくて、妻が治療方針の話し合いといった場合に英会話に少し不安を抱えているので、仕事に融通を付けて僕も付き添わねばならない点が、日本にいたときと状況が違う所でしょうか。
もともと虫歯が出来ていたところへ、夏休みの間、日本で「美味しい」お菓子を暴食して来た我が子たちは、英国に帰って来てみると虫歯が大きくなっていて、先日高熱を出した下の方の子は、局所の感染まで起こして歯茎が腫れてしまいました。あわててかかりつけの先生に予約を取って診てもらっていたのですが、抗生剤の投与でも完全に腫れ(つまり炎症が)引かなかったため、当該地域のなかで中核的な役割を担うような少し設備が充実したベテランの先生がいる歯科医院を紹介され、今日はそこを受診して来たと言う訳です。かかりつけだった先生は、若い先生で、感染を伴った齲歯の処置にすこし自信が無いようでした。かかりつけに抜歯した方が良いのではと言われていたのですが、今日の先生はレントゲンも撮った上で、保存的に感染のコントロールを試みて、無理ならば抜歯しようと言う話になりました。治療方針は大体固まったので、次回以降の受診には、ひとまずは妻に連れて行ってもらおうと思っています。
以前も書きましたが、英国の歯科はあまり評判が芳しく有りません。まず、NHSの手続きに乗っ取った医療を提供してくれる歯科医院の絶対数が少な過ぎて、大人は医院への登録先を見つけるのが困難になっています(GPと同じく、登録先の医院にしかアクセスできません。登録人数はGPと同じく一つの医院に「定員」が有るので、定員いっぱいの医院は当然登録を受け付けてくれません。小児に関しては、比較的容易に見つけられるそうで、我が家も子供の歯科医院への登録はスムーズに行きました)。原因は、NHSの医療をするよりもプライベートの方が儲かる上に、歯のトラブルは痛みを伴って待てない事が多いので、なおさらプライベートでも「なんとか支払おうとする」人が多いことに起因する様です。といっても、ちょっとした虫歯の治療で1000~2000ポンド(かるく10万円以上)を請求される事はざらだそうです。そんなプラーベートの歯科でも、お金はかかっても技術は日本の歯科のレベルと比べると比較にならないくらい技術がお粗末だそうで、同じプライベート診療ならば技術がずっとましなベルギーなどの大陸に治療を受けに行く英国人がとても多いと聞いています。歯科に関しては日本は「めちゃくちゃに恵まれた環境にある」と言えそうです。ちなみに、駐在員さんたちは、歯が痛くなった場合は、日本に緊急帰国するそうです(笑)。この国に住む以上は、歯のケアは日本にいたときよりも神経質になった方が良さそうです。虫歯は気をつければ防ぎ得るので、英国では絶対に虫歯を作ってはいけません(笑)。
阪神大震災を身を以て体験した一人としては、昨日のサモアの大地震に継いで、またもや生じたスマトラ島の地震に心が痛みます。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記
2009/09/30(水) 20:01:58 |
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