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英国医学研究留学記

London Eye

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GRD2 ISO80 f6.3 1/500s
予報通り、気温はあまり上がりませんでした。油断すると寒いくらいです。日が照ってくれると涼しい感覚で良いのですが、今日は曇りがちでときどき俄雨が。これがいかにもロンドンらしい天気なのですけどね。

機材評価のためにつめて行った実験も今朝で一段落し、得られたサンプルを別の機械にかけて機材の善し悪しを評価するデータを土日にのんびりと取ろうと思っています。

ニュースで連日話題になっているのは、スコットランドのロッカビー村上空で1988年にパンナム機が爆破され計270人が死亡したテロ事件で有罪となりスコットランドで無期刑に処されていたリビアの元情報機関員アブデル・バセト・アルメグラヒが、前立腺癌を悪化させて末期状態となり、スコットランド当局が「温情的措置」により釈放するとの発表をしていました。これに対して、遺族と米国が断固反対の声明を出し、連日賛否両論の意見がニュースをにぎわしていましたが、結局20日に釈放され、リビアに送還されたのです。リビアでは英雄扱いされているようで、空港に降り立ったテロ犯を皆が歓迎して迎えている姿がTVで流され、これは(いくらこのテロ犯が余命幾ばくも無いのだとしても)遺族にとっては残酷な光景だなと感じました。こういう受刑者を末期がんだからと温情をかけれるところが英国らしいと言えば言えるのかもしれません。オバマ大統領は、早速この釈放に対して遺憾の声明を出したようです。

この事件の裏は、あまり詳しく事件のことを知りませんでしたし、何とも言えないのですが、どうも報道内容からすると、裏にはリビアの石油に絡む英国やスコットランドの思惑もちらちらと垣間見えて、なんとなくスコットランドの今回のこの対処の裏にはきな臭いにおいがします。

写真はロンドン・アイと言う巨大な観覧車で、ビッグ・ベンのテムズ川を挟んだ対岸側にあります。1999年に開業。British Airwaysの所有で、最近まで世界最大だったとか。景観を大事にするロンドンにあってはとても異質な存在に見えますが、一応「観光スポット」になっています。近くまで行ったことはありますが、「高そう(値段が)」なので乗ったことはありません。夏休み観光シーズンで、人も多いです。

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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2009/08/21(金) 21:05:59|
  2. 英国
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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