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今日は朝から曇り空でしたが、気温は比較的高めでした。25℃ほどはあったのではないでしょうか。割と蒸し蒸ししていました。夕方からはまとまった雨になりました。ロンドンではしとしとと雨が降る事が多く、傘をささなくて済む事が多いのですが、今日はさすがに傘をささないと行けないような、日本でよく見る降り方です。こちらで土砂降りに見えても、日本で時に見かける局地的な集中豪雨に比べたらかわいいものです。
今日は、広島に原爆が落とされた原爆の日です。すでに64年前の出来事になります。
悲しいかな、英国では全くニュースになっていません。BBCのweb siteのworld newsの項にもどこにも見当たりません。Times誌もThe Independenct誌もおなじです。The Independenct誌のweb siteで唯一つの日本の話題は、初めての裁判員(新聞では陪審員に相当するJuryと言う言葉を使っていますが)制度の事に関してでした。被爆した広島や長崎の方々が必死に核廃絶を訴えても、これはあまりにあまりです。個人的な考えとしては、これはニュースにしない英国のメディアが悪いと言うよりは、日本政府のロビー活動の怠慢では無いでしょうか。被害を受けて苦しんでいらっしゃる方々はこれでは浮かばれないでしょう。世界でただ一つの被爆国として、果たすべき役割がある気がしました。いくら日本から発信しようとしても、欧米の市民レベルに核兵器の悲惨さがきちんと伝わらないと、政治家だけの呼びかけてもまったくだめじゃないかと思います。
そもそも、原爆を市街地に落とすと言う「非戦闘員を」標的にした攻撃は、国際法的に見てどうなのでしょうか。戦争を犯した過ちやかつて日本が大陸で行ったひどい仕打ちはまずは客観的な検証とともにきちんと非を認めた上でないと、そのような非人道的なかつて被った攻撃に対して文句は言えないのかもしれませんが。いずれにせよ、日本が軍国化する事には大反対ですが、いつまでも米国にへいこらして従属しているのも、いかがなものかと、歳をとって来て思うようになりました。今の政治では、いつまでたっても「対等の立場」にたてそうな気がしません。
ノリピー失踪もちょっとショックでしたが、女優の大原麗子氏の孤独死もショックです。華やかな芸能人でもそんなことがあるのですね。晩年はギラン・バレー症候群との闘病生活だったと言う事も初めて知りました。お亡くなりになった原爆の被害者の方々共々、ご冥福をお祈りしたいと思います。
写真は、Baker Streetの地下鉄駅の構内です。Baker Streetは、シャーロック・ホームズを読まれた事のある人なら、なじみのある地名ではないでしょうか。駅の近くに記念館があります。この駅は、ロンドン地下鉄の駅の中で最も古い駅で、1863年に開業しています。実におよそ150年前の事ですから驚きます。写真の駅は、Hammersmith & City lineやCircle lineの発着するプラットフォームで、このトンネルそのものは146年前のものとほとんど同じままです。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記
2009/08/06(木) 20:04:56 |
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