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英国医学研究留学記

St Bartholomew's Hospital

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GRD2 IS0200 f2.4 1/20s
先だって、仕事の都合で、St Bartholomew's Hospitalに行きました。
この病院は、通称Bartsと呼ばれ親しまれています。
英国最古の病院で、1123年にSt Bartholomew-the-Great教会と共に設立されました。
もちろん、現在でも現役ばりばりどころか、都市の中核的医療基盤を担う病院です。
ロンドン大火災や第二次世界大戦による破壊も免れ、設立当時の場所に建っていて、1123年当時の建物はさすがに無いと思いますが、現存する英国内の病院の中で最古の建造物だということです。
1702年に建造されたヘンリー8世門など、歴史的見地からも大変に重要な建築物がいくつかあると聞きました。
ロンドン内では病院はどこへ行っても日本の様な近代的な建物の病院を見た事が無くて、欧州最大の小児病院である有名なGreat Ormond Street Hospital for Childrenも外見は古めかしいものです。
中はさすがに病院ですから、意外とこぎれいに整備されていますが、医療器具は別として建物としての設備としては随分と古くさい印象は否めません。
写真は、Barts内にあるThe Hospital's Great Hallで、多分一般公開はされていないと思うのですが、バロックスタイルの内装は、見つけない日本人にはさすがに歴史的な重みをひしひしと感じさせられます。

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GRD2 ISO200 f2.4 1/5s
病院施設内にはSt Bartholomew's Museumがあり、火曜日から金曜日まで一般公開されています。
残念ながら、仕事でしかここへ来た事が無いので、まだ入ったことがありません。
一度は行ってみようと思っているのですが、医療技術の進歩の歴史とBartsの歴史が展示物とともに解説されているそうです。
この病院に勤務していた有名人は、なんと言っても近代循環器学の父とも云える、Dr William Harveyでしょう。
古い病院は、以前記事で書いたKing's CollegeのMedical Schoolのように大概Medical Schoolが一緒にくっついています。
現在、St Bartholomew's HospitalのMedical Schoolは、英国最古のMedical SchoolであったThe Royal London HospitalのMedical Schoolと一つに合併し、ロンドン大学Queen Mary校の医学部(Barts & The London School of Medicine & Dentistry, Queen Mary, University of London)となっています。
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テーマ:科学・医療・心理 - ジャンル:学問・文化・芸術

  1. 2008/11/08(土) 08:00:00|
  2. 英国
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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