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英国医学研究留学記

日本食

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GRD2 ISO80 f5.0 1/400s フラッシュ強制発光
曇り。英国の西岸は一日雨のようです。
海外にいると、日本の良いところ、良くないところがよく見える気がします。
割と日本のネガティブなところばかり最近書いていたので、今日は良いところを。
ひとまず食べ物について。
英国人の皆さん、すみません。
外食してこれは絶品!と思ったものは、未だ一つもありません。
たとえばステーキを食べても、胡椒がものすごくきつかったりとか。
たいてい塩味も強くて、有り体に言うと何を食べても大味です。
あまい、辛いなどはっきりしています。
うまみとか、微妙な味加減とは全く無縁です。
まあ、世界中の料理が町中に有るので英国の料理に限らなければ、おいしいものは一杯あるかもしれませんが(イタリアやフランス料理等)。
日本の食べ物は、(自分が日本人だからとか食べ慣れているという事実はさておき)お菓子も含めて、あらためて非常においしいと思いますし、ヘルシーです。
こちらで知識人は日本食が好きが多いですし、日本食の食材を売るお店には日本人以外の方も沢山買い物に来ますし、お寿司も市民権を得ていますので、ある意味日本食は一目置かれている証拠だと思っています。
こちらの良いところもありますけどね。
豚肉・鳥肉は日本よりも遥かに安くて、おいしいです。
牛肉も日本と比べるとずっと安いですが、日本人の好む霜降りの様な脂肪分の多い肉はこちらでは見ません。
赤身で肉の味が強いものが好まれるようです。
あと薄切りの肉も売っていないので、すき焼きや豚しゃぶ系は難しいと思います。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/31(木) 08:22:50|
  2. 日英の相違
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寛大

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GRD2 ISO80 f7.1 1/640s
よい天気ですが、俄雨の予報。
先日の、利便性を追求しすぎたことが、かえってぎすぎすした社会にしているのではないかという話の続きです。
先日、僕とは違う研究所に勤務しているもうこちらに10年住んでいる日本人の研究仲間の方が、昨年末久しぶりに帰国した際に、ご両親とそば屋に入ったときのことを話してくれました。
後から注文した客に自分よりも先に注文したものが来たと、怒鳴り散らしているおじさんをみたそうです。
彼曰く、「こっちのペースに馴染んでしまうと、そんなつまらんことでってホントに思うよね。そばなんて、仮に忘れられていたとしてもまだですかって聞いてから20分も30分も待たされないでしょうに。くどくどと怒鳴りつける事無いよね。それも良い年をしてみっともなかった。そんなことでいちいちカリカリしていたら、英国では暮らせないもんね。でも、逆に日本に帰ったら、そういう大阪的に言うと”いらち”でせかせかしたペースについていけないんじゃないかと心配で、なかなか帰国する気にならないんだよ。」
彼は研究も認められ職もパーマネントのポジションを得ているので、本人がいたいだけ英国で暮らせるのでなおさらそう思うのかもしれません。
しかし、こちらで2~3年以上暮らされた日本人の方は、ほぼ例外無く、英国のペースに馴染んでしまうととても居心地が良くて、日本に帰るのが怖いとすら言う方もいますので、どうやらこういう意見は日本から英国に来た日本人が抱く共通の意見と見なして良さそうです。
今の日本は、便利になりすぎて、何も待たされない。
しかも、通信ツール(携帯)が発達したので集団で活動しなくても個人間でコンタクトが待たずに簡単にとれ、多人数で活動する必要性が薄く、チームで共通の目的を達成しようとする機会が少ない。
その結果が、あまり我慢を強いることなく社会に出てきてしまう人の数を増やし、我慢のできない大人が増え、しかもそういう人たちはえてして他人に厳しく自分に甘く、助け合い・思いやリ・感謝・寛容と言った心の余裕が社会から消失してしまったのではないかと、最近考察しています。
また、西洋的個人主義と自分勝手が混同されているのではと思う節すら有ります。
余談ですが、「情けは人のためならず。」という言葉を、「情けをかけるとその人のためにならない。」という意味だと本気で思っている大学生が非常に多いという話を聞いたことがありますが、この言葉の真の意味が忘れ去られないことを願います。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/30(水) 08:11:49|
  2. 日英の相違
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プロになるために


GRD2 マクロ ISO80 f2.4 1/40s
夜遅くに雨が降っていましたが、今日も朝からすばらしい天気です。
3~4年くらい前、ひょんなことから宅間國博 (タクマ クニヒロ)さんというカメラマンの方の写真を目にする機会があり、まったく今迄に目にした事の無かった様な写真の撮り方に驚きました。
それ以来、このかたのホームページをちょくちょく訪れ、「カインド・オブ・ブルー(いまは「ブルー・ノート」という名で再販)」と「フラワーズ(これも一時入手困難でしたが、今は再販されているようです)」という写真集も買いました。
ポップな写真が沢山載っていて見るのも楽しいのですが、いろいろ苦労された方のようで、ホームページに書いてあることにはいちいちうなずいてしまう事が多く、カメラマンを目指す人向けのアドバイスは、敬愛する島岡先生のブログに書いてあることと内容的にはほぼ同じことを言っています。
つまり、フリーランスのカメラマンとしてのキャリアを目指す場合と、研究者としてのキャリアを目指す場合に、メンタル面とアプローチの仕方にとても共通点が多いと思います。
結局、フリーランスのプロとしてやっていく人にとっては、職種は関係なく必要不可欠な態度があるということでしょう。
随分前に、新入社員が「これは自分がやりたかった仕事ではない」等の理由からかなり早期に退職するケースが増えているとの新聞記事を見た記憶が有ります。
本当かどうかわかりませんが、就職するときに自ら決めるのではなくて、親がこちらにしなさいと言ったので決めた、といったケースもあり、そういった場合にも退職のケースが目立つと書いてあった様に記憶していますが、ちょっと記憶があやふやです。
目標が有れば、仮に一見地味でつまらなくみえる仕事や作業も目標達成に必要な過程ならばやり遂げられるはず。
一度しかない自分の人生なのですから、ひとに迷惑をかけない限りは自分の道くらい自分で決めたいです。
そのかわり、岐路に立ったときにはよく考えて、たとえ失敗しても「自分で決めた事だから」と割り切れる様に、考え抜いたあげくに決める事が肝心だと思っています。
宅間國博 さんのホームページは、落ち込んだり、自信を失ったり、進路に迷ったり、そんな時に見ると元気になります。
おすすめです。

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  1. 2008/07/29(火) 08:24:18|
  2. 研究
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医学応用

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GRD2 ISO100 f9.0 1/2000s
昨日は暑かったですが、今日もさらに暑い(でも最高は30℃ほどです)。
何気なくNature Medicineのon line版を眺めていたら、ちょっと目に留まった記事がありました。
News
Nature Medicine 14, 697 (2008) "Harvard turns to matchmaking to speed translational research"

「Translational Research」という言葉が良く耳にされる様になって久しいとは思いますが、言葉としてはこの10年くらいのものだと思います。
でも、元医師からすると、基礎研究で明らかになったエビデンスを、病気に苦しむ人の治療に応用できないのかとの試みは従来から脈々とされ続けて来た事ですから、あらたまってそんな特殊な扱いをする事なんか無いと正直思っていました。
しかしながら、当節の流行と言いますか、日本も含めて各国でこういった領域が国策として重要視され、研究者同士の間での競争も激しいことは間違いない事だと思います。
でも、この記事を見て、これは日本はこういった領域で世界をリードするのは容易でないな、と強く思ったのでした。
そう思った理由は、僕のブログは匿名のブログなので無責任は批判はしたくないので僕の意見の詳述は避けますが、スピード、予算の大きさ、そして直ぐにコラボレーションが生まれる下地に予算配分の決定過程を含む研究をサポートする社会の仕組みです。
論文発表でも学会発表でもなくて、大学の中で行われていたミーティングに端を発して、この記事に書いてある様なスピードで予算がついて大きな展開を見せる事等、少なくとも僕が見て来た日本のアカデミックな(営利企業ではない)研究畑では100%あり得ません。
山中伸弥先生のiPS細胞(場合に因ってはノーベル賞級の成果)でも、昨年末からのあのような大きなムーブメントが生じるのに最初のCellに発表した論文から1年半ほど(論文以前の学会もしくは研究会レベルでの発表からするとおそらく2年くらい)を要していますから、これは日本の科学行政に携わるえらい人たちには相当危機感を持ってもらわないと苦しいのではないかなと感じました。
ブレイクスルーが誰の目に見ても明らかになってから動き始めたのでは、ブレイクする前にその兆候を捉えて手厚いサポートをしようとしている様に見える海外のシステムの前には、どうにも太刀打ち出来ない様に思えるからです。
あまりゲノムプロジェクトでの苦い経験が生かされていない様な気がします。

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  1. 2008/07/28(月) 07:17:56|
  2. 研究
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家族サービス


GRD2 ISO80 f5.0 1/400s
今日は蒸し暑い一日でした。
といっても、最高気温は27度ですから、日本と比べる事は出来ません。
柳田充弘先生のブログの様に週休二日にしようとかと思いましたが、日記みたいなつもりも有るので、イベントが有った場合は更新しようと思います。
本日は、ウインザー城の近くのLegolandへ行ってきました。
あの、おもちゃのブロックのLegoがプロデュースする遊園地で、日本には無いですが、ウインザー以外にはデンマーク、ドイツ、そしてカリフルニアにあるようです。
写真はあまりフォトジェニックな光景では有りませんが、これがLegoで出来たキリンかと思うとちょっと驚きます。
Legoで作った世界各国の都市を模したミニチュアの町並みもあって、大人も子供もそれなりに楽しめます。
日本にいた時はあまり家族サービスらしい事をしてあげられなかったので、不慣れな海外生活だからこそ、仕事もこなしながら家族との時間も大事にしたいと思っています。
今日はえらい渋滞でしたが、LegolandのそばのAscot競馬場でKing George VI & Queen Elizabeth Stakesだったそうです。
この競馬場、マイ・フェア・レディに出てくる競馬場と聞くと、うなずかれる方も多いのではないでしょうか。
一度は訪れてみたいですね。
明日もよい天気で、同じくらい迄気温も上がるようです。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/26(土) 20:48:30|
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CINQUECENTO

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GRD2 ISO100 f3.5 1/200s
ちょっと蒸し暑い。
Fiat 500を見かけたので。
イタめし屋のオーナーが乗っているのかな?、時々走り去るのを見かけます。
こんなのに日本で乗っていたら目立つでしょうね。
メンテナンスは大変だと思いますが。
昨年にFiatがCINQUECENTO名を復活させましたが、昔のやつの方が断然かっこいいです。
米国と違って車が無くても生活できそうですが、やはり便利なので車を買って乗り回しています、なんて書くと贅沢していそうで聞こえが悪いですが、子供の学校の送り迎えに我が家では必須で主に妻が使っています。
こちらの小学校は、日本と違って子供たちだけで登校させてはいけないのです(セキュリティー上の理由と法律により)。
小学校迄はちょっと歩いていけない距離のところに住んでいますし。
日本の交通法規が英国を手本にしたいきさつから、こちらも基本は左通行・右ハンドルなので、道さえ覚えれば日本で車を運転していた人には楽勝だと思います。
道路標識も似たものが多いです。
ガスは、昨年の9月に渡英したときにはリッターあたり98pくらいでしたが、いまは115pくらいですか。
あまりに日本での価格との差に最初は驚きましたが、日本の値段もこちらに近づいて来てしまって、ますます脱化石燃料を社会が真剣に考えないといけない時代になって来た様な気がします。
日本の企業には、是非こういった分野で世界をリードしてくださる事を期待します。
こちらでは、ちなみに課税の関係で軽油の方がガソリンよりも値段が高いのにも驚きました。
道路で見かける車で多いのは、Toyota、Nissan、Honda、Vauxhall、Volks Wagen、Audi、BMW、Mercedesといったところ。
日本車、メジャーです!
結構Porcheが多いのも驚きました(日本でBMW見るのと同じくらい走っている様な気が....)。

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  1. 2008/07/25(金) 10:00:43|
  2. 英国
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成熟した社会


GRD2 ISO100 f2.4 1/40s
今日は久しぶりにやや蒸し暑い日でした。
英国に来て、日本は何でも便利にしすぎてしまったのではないだろうかと考えるようになりました。
こちらは、家庭用の電話とか1990年代の日本のレベル(反論ある方もおられるかもしれませんが、あくまで僕個人の主観ですから、ご勘弁を)。
何をするにも事務手続きに時間がかかるし。
地下鉄も走っている最中に行き先が変わったり、下手をすると次の駅止まりになったから全員降りて次ぎにくる車両に乗り換えろなんて突然アナウンスされたりすることもしょっちゅう(ダイヤって、あるのかしら)。
日本でこんなことがあったら、苦情の嵐になるに違いありません。
そもそもサービス業が、サービスする気あるのか?と思う事も多いのです。
でも皆さんくどくどと文句を言いませんし、あらゆることが日本と比べるとスローなのですが、それで社会が回っています。
それにしても、弱者に対して皆さんがすごくよく気がつくこと。
電車で老人や妊婦さんなどには誰かがすぐに席を譲りますし、バギーを持っている人にはすぐに近くの人が近づいていって手を貸します。
妻が妊娠中に、電車の中で一番冷たいのは出産経験のあるはずのおばちゃんたちだとよくいってましたっけ。
英国でも知らんぷりしているひともたまに見かけますが、そういう人は多分英国外からの観光客か来て間もない移民だと思います。
信号のない横断歩道でわたろうと立ち止まると、すぐにす~っと車が止まってわたらせてくれます。
日本で、特に大阪ではまずありえませんね、これは。
今の日本は、社会的弱者を気遣い、お互いに譲り合う、こんな当たり前のことをする人が、本当に少なくなてしまったと思います。
何事にも自分が自分がと、我を通す傾向が強くないでしょうか。
ここには昔の日本には確かにあった美徳・精神が脈々と息づいています。
不便だからこそ助け合おうとするし、感謝の気持ちも生まれるのかもしれません。
ここは(日本と比較すると)何でもかんでもとても不便でスローですが、最近では、社会としてはずっとこちらの方が成熟しているのではとすら思うようになりました。

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  1. 2008/07/24(木) 12:05:14|
  2. 日英の相違
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風通し

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GRD2 ISO80 f2.4 1/100s
曇り。
海外にいると周りは本当にフレンドリーで研究者同士の垣根が低く、風通しが良いなと思います。
日本では、所属、出身大学、誰の弟子か......などなど、やっぱりコネが大事にされているからなのでしょうか、僕のひがみじゃない事を願いますが、特に医学畑でフレンドリーだと感じた事はあまりなかったのです。
こちらでは、「どういう研究をして来て」「今は何をしているのか」「今後どうしたいのか」等を聞かれることがあっても、どこの大学出身かなんて質問された事はありません。
それでも、日本の基礎生物学畑の方はフレンドリーな人が多いですし、親しくしていただいている日本の方々にはありがたい事だと思っていますが、「医学部」がらみになるとどういう訳だかさっぱりなのです。
こちらではロンドン在住の世界的にも名の知れた方々が集う僕の専門分野のコミュニティー(医学部畑と基礎生物畑の人たちが入り乱れていますが)に、英国に来て直ぐに仲間に(先方から誘ってくれて)入れてもらっていますし、「困ったことがあったら相談に乗るよ」と言ってくれる方々も複数います。
日本では医学部関係からは、有り体に言うと、ほとんど相手にされなかった様な気がします。
海外の方々には評価してもらっている手応えを感じていましたので、国内と海外との間でいつも温度差を感じていました。
英国にいて、日本人ほどフレンドリーではなく排他的な人たちはないのではないかとさえ思うことがあります(極論ですが)。
愚痴めいて来たので、ここで止めます(笑)。
僕自身は、少しずつでも研究者として「進化」して、さらにより良い仕事・アイデアを提供できる様にしていきたいと思っています。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/23(水) 08:35:41|
  2. 研究
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絹雲

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GRD2 ISO80 f3.9 1/320s
本日も快晴。
ずっとこんな気候だといいのですが。
空を見上げると、いわゆる絹雲。
ブラシではいた様な形なので、まるで上空の風向きを見ている気になります。
なぜかこんな雲が多い日は、飛行機雲もやたらと多い。
それって、もしかすると気象学の専門家からすると当然なのかもしれませんね。
GRD2を手に入れてから、めっきりフィルムカメラの出番が減りました。
それでも、一眼レフは子供の学校行事で少し離れたところから望遠で狙いたいとか、ガイドナンバーの大きいストロボを使いたいと言う様なときに持ち出しますが、完全に出番が少なくなってしまったのは、Leica君とRolleiflex君たちです。
使っていちばん楽しいのはこの二つなんですけどね。
現像とプリントを同時にお店に依頼するから高くつくのであって、現像だけならやっていけそうな気がします。
そうすると、現像済みのフィルムを使って、モノクロプリントを学んで自分でするか、カラーはスキャナーで取り込むか、になるのでしょうが、何れにしても初期投資が必要で、今の経済状態ではちょっと苦しい。
一番現実味があるのは、スキャナーの購入でしょうか。
そのフィルムスキャナーも、製造販売しているメーカーがめっきり少なくなってきて先行きが怪しいので、買うなら今のうちかもしれません。
いつかはモノクロのプリントを学びたいと思っていますが、なかなかどうしてそのような時間が見いだせないのが難しいところです。
子供たちがもっと大きくなったときには、そうした自分の時間も持てたらいいなと考えています。
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  1. 2008/07/22(火) 08:35:24|
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動物

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GDR2 ISO80 f5.6 1/400s
昨日の日曜は、微妙な天気でしたが、さほどひどくは崩れませんでした。
今日は快晴で清々しいです。
本日は、動物に関して日本と違うなと思うところをつらつらと書きます。
まず、野良犬がいません(野良にしたら、罪に問われます。動物は法で守られています)。
犬は家族と同等だそうで、電車にもそのまま連れて乗れますし、ロンドンの中心でも犬を連れている人を良く見かけます。
それにしても、犬を飼っている人の多いこと。
野良(と言うより野生)と言えば、リスかな(あちこちに普通にいる)。
外で猫を見ません(猫は家の中で飼われていて、自由にうろついていないのではと思っています)。
また、馬も非常に身近な動物のようです。
郊外には乗馬クラブがあちこちにあるようですし、現に我が家の近所で、写真の様な光景がごく普通に展開していて、舗装した車道の上をカッポカッポと馬に乗った人が車と並んで通っていったりします。
自分の車の前を、馬が乗用車と同じ扱いで路上を進んでいくのを見ると、なんだかちょっと変な感じです。
ちなみに、子供の通うPrimary Schoolの正面の道路では、馬の通行禁止の道路標識があります(おそらく、児童の安全のためかな?)。
ロンドンの中心部へいけば、騎馬警官がいます。
例えて言うと、霞ヶ関等の官公庁の真ん中を、馬にまたがった警官がパトロールしている様なもんですので、初めて見るとちょっと驚きます。
人から聞いた話では、真偽のほどは定かではありませんが、それは単に観光都市としてのデモンストレーションとか単なる伝統なんかではなく、パトカーだと暴動の際に襲われてひっくり返されたりしますが、馬に乗っていれば(動物愛護の精神から)馬に向かってひどい事をしようとはしないので、暴動鎮圧と警官の安全に一役買っているのだとか。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/21(月) 12:11:18|
  2. 英国
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終業

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GRD2 ISO80 f8.0 1/800s
今日はよい天気ですが、明日は雨みたいです。
本日は、日本人学校補習校(土曜日の午前中だけ、国語だけの学校)の1学期最後の日でした。
あっという間でしたが、現地校の授業スタイルは日本の小学校とは全く違うので、将来日本に帰ることを考慮すれば、日本的なスタイルも経験しておく必要があります。
また、やはりナショナリティーは日本人ですから、正しい日本語がまずあっての英語だと思います。
もちろん、子供たちには僕以上に英語が出来る様にはなってほしいのですが、そんな事心配していても、多分そのうち全く僕はかなわなくなると思いますが。
現地校は、来週いっぱいで夏休みに入ります。

現代のコーティングのレンズでも、ここ迄ど逆光だと、ゴーストも出ますしハレっぽいですね。
写真を撮る基本としてはこういうのは御法度なのでしょうが、ま、趣味ですので本人が楽しければ良しとしています。
この写真は、「風」のテーマとしてはべたべたで、自分の貧困なセンスには嫌気がさしますが、空を撮ると日本と違って抜けがよく気持ちがいいので(空気の水分の含有量の違いなのでしょうか)、Blogにアップする事にしました。
海外でカメラを持つと、風景が見慣れていないせいかいろいろなものに眼がいきますが、逆も然りで、今日本へ帰国したらきっと日本にいたときには当たり前で目に留めなかった日本固有のフォトジェニックなものに、多く気がつけるのではないかと思います。
このペースでアップしていると写真も書く事もネタが無くなってしまいそうです(笑)。
明日は日曜なので、お休みしようかな、と考えています。
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  1. 2008/07/19(土) 15:37:39|
  2. GRD2
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引退

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GRD2 ISO400 f5.6 1/500s
天気、予報通りイマイチでした。
野茂投手、引退の報道を目にしました。
ご苦労様でしたと言いたいです。
こんなにも沢山の日本人大リーガーが出て来たのも、野茂投手が大リーグへわたったからと言うことに異論のある方はおそらくいないでしょう。
類い稀なる才能に加え、きっと強固な信念の持ち主で、冷静に自己を分析し、自己の目標を達成するために何が足りないのかを見据え、着実に自らの歩を進めていける能力があったからこそ日米通算201勝や二度にわたるノーヒット・ノーラン等の偉業を成し遂げられたことなのだと思います。
また、おそらくは、簡単なことではあきらめない人なのだろうと想像します。
浪花節で申し訳ないのですが、NHKでやっていた番組Project Xで紹介される人物達もそうですが、「最後迄あきらめなかった人」が成功する様に思います。
これは島岡先生の「成功するための8つの秘訣」の「やり遂げる」の項と同値だと思うのです。
もちろん、ただ闇雲に突っ走ってあきらめないだけでは能がないので、上述した様な自己反省能力など他の条件も必要だと思います。
また、島岡先生のブログで、「ゴールを紙に書く大切さ」の記事に関連して、僕はゴールを紙に書く様な行為をする人は、自己を客観視できる自己分析能力にも長けているのではないかとも思います。
イチローなんかはその最たる例の様に思います。
個人的には、自己反省が常にできる人ほど、着実に進歩できると思っています。
フィールドが違う世界の人でも、唯漠然と僕らとは根本的に違うから(もちろん一流スポーツ選手の身体能力は、我々とは全くかけ離れたものだと思いますが)と簡単に片付けたりせずに、なぜ活躍できているのかを考察することで、学ぶことの出来ることはたくさんある様に考えます。

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  1. 2008/07/18(金) 17:08:06|
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晴朗


GRD2 マクロ ISO100 f2.4 1/20s
週間天気予報通り、今日は天気がよくないです。
タイトルとかけ離れていますが、今日は最高気温が20℃もいかない模様です。
週末はずっと天気がよくない様なので、子供たちにはアンラッキーです。

こちらは今が一番良い季節。
でも秋冬は日本よりも遥かに早くにやってきます(北海道には住んだことが無いので分かりませんが、秋の到来は感覚的には近いかもしれません)。
お盆をすぎたあたりは、もう雨など降ろうものなら寒くて、冬用の上着が必要です。
真冬は日が短く(朝8時ごろやっと明るくなり、夕方4時には日が沈みます)、雨も多くて悪く言うと風景が陰鬱です。
でも、不思議と真冬は日本の冬の方が圧倒的に寒く感じます。
そんなに氷点下迄下がりませんしね、気温は。
緯度が樺太と同じくらいなので、驚きです。
面白いのは、妻に指摘されて気がついたことですが、夏になって道行く人が皆はち切れんばかりの笑顔なことです。
皆がこの季節を本当に待ち望んでいたことがよくわかります。
でも、もうすでに日増しに日が短くなって来ているのを実感します。

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  1. 2008/07/17(木) 10:54:18|
  2. 英国
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Right Stuff


GRD2 ISO80 f4.0 1/320s
今日もいい天気。
見上げたら風見鶏の時計台の上に飛行機雲が見えたので、Contax T3のカタログの写真をイメージして。
ロンドンの空を見上げると、飛んでいる飛行機の数が半端じゃありません。
こんなに飛んでいて良いのかと思うくらい混んでいます。
それを見るにつけ、都市としてのスケールは大阪や東京の比ではないのではないかと感じます。
なにせ、周囲に国際空港が4つありますからね(ヒースロー、ガトウィック、スタンステッドにルートン)。
日本の空とは何かが違うんでしょうね、飛行機雲がやたらと多いです。
真っ青な空に飛行機が尾を引きながら飛んでいくのを見ると、大学受験の勉強をしていた頃に見た映画「Right Stuff」のラスト・シーンを思い出します。
Right Stuffとは、ジャストな日本語が無くて苦しいですが、天賦の才、選ばれし者、と言った意味が近いでしょうか。
音速の壁を世界で初めて破ったチャック・イェーガーと、その影で最新鋭のジェット機に乗ることが出来ずに宇宙飛行士へと転身を図ったゴードン・クーパーやガス・グリソムら若きテストパイロット達。
新聞記者に"Who is the best pilot you ever saw?(今迄会った中で、最高のパイロットは誰だい?)"と聞かれて、"Well, uh, you're lookin' at 'im.(そうだな、君たちの目の前にいるよ。)"と軽口をたたくも実は本心ではイェーガーこそがRight Stuffを持つ最も偉大なパイロットだと思っているクーパーが、ラストで単独有人では最後で最長の宇宙飛行に飛び立ち、ぐんぐんと彼方へ向かって飛び去るシーンとオーバーラップするのです。
"And for a brief moment, Gordon Cooper became the greatest pilot anyone had ever seen. "
そして束の間、ゴードン・クーパーは誰も出会ったことの無い偉大なパイロットになったのであった。
一方で、いつしか世間の注目も開発資金も大きくマーキュリー計画に奪われたジェット機開発の現場で、イェーガーは飛行機から浮気すること無く黙々と自分のすべきことをこなし、自らの限界に挑戦し続けます。
Chuck Yeager: "Hey, Ridley?(おい、リドレー?)"
Jack Ridley: "Yeah?(何だい?)"
Yeager: "You got any Beemans?(ガムあるか?)"
Ridley: "I might have me a stick.(一枚ならな。)"
Yeager: "Well, loan me some, will ya? I'll pay you back later.(くれないか。後で返す。)"
Ridley: "Fair enough.(いいだろ。)"

Yeager: "I think I see a plane over here with my name on it.(俺の名前の書いてある飛行機が向こうで俺を待ってるからな。)"
この台詞のシーン、痺れます。
落ち込んだり壁に突き当たったときに、この映画を見るとまた頑張ろうと言う気にさせてくれる、僕の好きな一本です。
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テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/16(水) 09:22:00|
  2. 映画
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GRD2 ISO100 f2.4 1/25s
個人的には、視覚的にいい雰囲気に撮れるので満足しています。
でもGX200、ちょっといいなあ(海外在住につき軍資金無し、大蔵大臣はたぶん認可せず)。
今日はいい天気。ちょっと蒸し暑いです。
それにしても、夜の10時前でやっとこの明るさ。
夏は一日が長いです。
子供が明るいのになんで寝ないといけないのだと、文句を言って困ります。
英国は、古いものを大切にする保守的な人たちが多いと思い込んでいたので、さぞかしフィルムカメラも日本よりは大事にされてるだろうと、重いのを我慢し妻に文句を言われながらも、何台ものフィルムカメラを(スーツケースに詰めて)持ってきました。
でもはっきり言って、それは僕の勝手な思い違いだと言うことを直ぐに思い知らされました。
少なくとも、趣味としてのフィルム写真を取り巻く環境は、まだまだ日本の方が断然に良いです。
商店街のDPEでネガフィルムこそ現像とプリントはしてもらえますが、ポジフィルムなんかDPEでは取り扱いお断り。
日本の様に現像所への仲介すらしてくれず。
ポジの現像は、ネットで依頼するか都心のプロショップに直接お願いしないと受け付けてもらえません(少なくとも僕の住んでいる地域は)。
フィルムもほんとに売っていませんし、種類も無い。
ポジは言うに及ばず、個人的に気に入っていたちょっと拘ったネガ、たとえばKodak Portra 400 NCなどはネットかプロショップでないと手に入らない(しかも、高い!)。
郊外へ行くほどデジタルしか受け付けない傾向が強い様に感じます(僕の個人的な印象なので、違っていたらごめんなさい)。
中判フィルムなんてどないするねん?と言った感じです。
おかげであんなに使うのが楽しかったRolleiflexが、撮影した後が無茶苦茶めんどくさいことになってしまいました。
日本だと、フィルムの入手や現像・プリントのためのアクセスのルートがたくさんあったので、コレには参りました。
日本の方が圧倒的にフィルムカメラ愛好家が多いのでしょうか?。
その日本でも、フィルムは先行き怪しいですよね。
米国にいる僕のカメラの師匠によると、師匠の住む地域ではここ迄ひどくないようで、まだまだフィルムは現役感が強いようです。
Kodakのお膝元だからでしょうか?。
古いものを大事にする英国の国民性は確かのそのとおりだと思いますが、その中にちゃんと合理性も共存しているのだと言うことなのでしょうかね。

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  1. 2008/07/15(火) 11:01:38|
  2. GRD2
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夜の気配


GRD2 ISO80 f3.5 1/200s
今日は夕方から雲が多くなりましたが、まずまずの天気でした。
週間天気予報では、木曜あたりに崩れるようです。
使い始めてまだ1ヶ月足らずのGR Digital IIですが、出てくる絵に感心することが多いです。
以下は、僕の個人的な主観ですので、異論のある方はご容赦を。
このカメラ、特にこのような夕闇迫る時間帯の、夜の気配と言った様な微妙な「空気感」を捉えて絵にするのがとても上手です。
少なくともこのカメラの前に使用していたコンデジでは、(僕の使い方が悪かった可能性は否定しませんが)僕の好みの写真は撮れませんでした。
GRD2が吐き出してくれる絵は、ポジフィルムで撮ったものに近い気がします。
粒状性は、細かいとされるRVPやRDP IIIとくらべて(フィルムの粒子とデジタルのそれとの形態的/本質的な差異はおいておいて)遜色無い気がしますし、そもそもポジフィルムではISO400以下しか選択肢が無いので、ISO800以上の画像に文句を言うのは随分と欲張りな要求の様な気もします。
そうはいっても、Nikon D3のような高感度の圧倒的な画像を見せつけられると、コンパクトなカメラでそのような画像が得られたらとも思いますけどね。
でも、画角や実用感度といった制限(不自由さ)があるから工夫する余地があって、そこが写真を撮る楽しさなのだと僕は思いますし、GRD2が家電製品やコンピューターの一端末ではなくてカメラとしてのアイデンティティーを強く主張している所以なのだと思います。
不満があるとすれば、小さいCCDのカメラに望むのはお門違いですが、ぼけの大きさをコントロールできたらと思うのと(それならデジイチ使えって言うご意見は、ごもっともです)、光線状態によっては画面の隅に赤いゴーストが出ることです。
ゴーストは手でハレ切りをしてやると防げますが、いつも手をかざすのも面倒ですし、外付けファインダーでスナップ(LCDはオフ)して後で見返すと出ていたりするので、せめてGR1の頃の様にアダプター無しでフードをつけっぱなしにしておけたらなあと思います。
現行フードは、アダプターをつけると携帯性がひどく損なわれる気がして、何となく使う気になりません。
GRD2をいじっていて、M8はきっと楽しいんだろうなと思ったりします、とても手が出ませんけど。
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  1. 2008/07/14(月) 20:00:00|
  2. GRD2
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Summer Fete

R0010072.jpg
GDR2 ISO100 f6.3 1/640s
今日は久しぶりに太陽が照って、雲が多かったのですがまずまずの天気でした。
子供の通うPrimary Schoolでは、今日はSummer Feteでした。
児童の親や先生達が、出店等いろいろな企画や催しものをして、皆さん楽しそうでした。
うちの子ときたら、こういうときに限って週末に風邪をひいてまだ本調子でなかったようで、あまり派手に騒いで楽しむと言う感じにはなりませんでしたが、それなりに楽しかったようです。
こちらは日本と比べて、夏でもとても涼しいです。
それが証拠に、皆さん、家にクーラーなんてありません。
過ごし易くて体には優しいと思いますが、日本人にとってはかえって物足りないかもしれませんね。
こちらの気候になれてしまった今、帰国したら、気を失うかもしれません(笑)。
日本の夏は、なんだか年々暑くなっている様な気がして、温暖化、やっぱり心配です。
僕個人の印象では、昔は(大阪では)まずニイニイゼミが鳴き始め、次にアブラゼミ、そしてクマゼミが現れて、夏の終わりにツクツクホウシが鳴くという順番があったように思いますが、最近は蝉の鳴き声はいきなりクマゼミからという年が続いていました。
要するに、他の蝉が追いやられて、クマゼミだらけになって来たのではないでしょうか。
クマゼミは暑いところにいる蝉の代表格みたいなものなので、やっぱり暑くなって来ている様な気がします。
こちらには蝉はいないので、日本を知らない人は、クマゼミの騒々しさにはびっくりすると思います。
もちろん、いかに夏の大阪が高温多湿で過ごし難いかを説明すると、英国の方は皆さんびっくりされます。
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  1. 2008/07/13(日) 17:00:13|
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産みの苦しみの必要性


GRD2 ISO80 f3.2 1/125s
「風」というテーマ、撮るのが難しい。
こういうありがちな発想しか出来ない。
このように風になびくものを撮るとか、遅いシャッタースピードで風に動くものをわざとぶらすとか。
もちろん、構図とかそういったことで同じ被写体を前にしても、まったく他人には思いつかなかった撮り方が出来るのかもしれないが、それは普段から「撮影する主題」に対して寝ても覚めても思いを巡らしている様な人にしか難しいと思います。
そうじゃない人がもし出来るとするなら、その人はごく一握りの才能に恵まれた、ある意味では天才と言っても良い人たちなのでは無いでしょうか。
本業の方でもそうだけど、「そうきたか~」とうなる様な発想が出来ないものかといつも思うが、仕事の方は大概は煮詰まって追詰められて苦しみ抜いたあげくにたどり着くことが多いと感じているので、趣味で気軽に考えている写真でそういった発想にたどり着くことは、凡人である自分には無理なのだろうなと、半ばあきらめ気味です。
日常品の買い物をしている最中にも、研究のことを考えていたりしますから、それが写真のことに置き換わらない限り、なかなか「おお~っ」と言う様な写真にたどり着くことは無理なのでしょうね。
僕にとって、写真と研究が入れ替わることは、絶対にあり得ません。
敬愛する先輩である島岡先生のBlogの記事、「論文力のつけ方」には、全くそのとおりであると共感しました。
論文や研究費申請の書類を、書いてはつぶし、書いてはつぶし、を繰り返しますが、いつまでたってもこの作業は僕には苦痛で仕方ありませんが。
言い訳めいていますが、ブログを始めるにあたり、島岡先生の様にどこの誰かを公表したブログにしようかとも考えましたが、親しい人から、海外で日本と同じ様な安全があるとは考えない方が良いこと、必ずしも研究者が快く思われないケースもあり場合により攻撃の対象になったりするケースがあること、そのために家族が迷惑を被るケースもあることを助言されたことから、このようなブログにすることに。
島岡先生が堂々とどこの誰かを公にして、世の中に発信をしていることも尊敬します。
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  1. 2008/07/12(土) 16:26:54|
  2. GRD2
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広い空


GRD2 ISO80 f6.3 1/640s
雲の位置が日本と比べてずいぶんと低い(地上に近い)様な気がする。
いままで見慣れていなかった景色のためか、それだけで絵になる様に思えてしまう。
日本の都市部の風景と違うのは、緑が多い(芝は雑草なのかと思ってしまう)、日本ではどこにでもあるセイタカアワダチソウが無い(寒くて育たないのか?それとも外来種に対して相当な警戒と規制がされているのか?)、高い建物が無い(多分景観を損なうので、ビジネスの中心街等をのぞけば規制されているのだと思う)、そして電柱なるものがほとんどない(電線、電話線、光ファイバー等と言ったインフラは、基本的には地中)点だろうか。
あ、もちろん家のつくりも全然違うけど(地震が無いので基本的にれんが造り)。
アップしている写真も、一応ロンドンの景色です(郊外だけど)。
電柱や鉄塔がなく、高い建物も少ないので、空がやたらと広く感じます。
建築や設計は専門外だけど、きっと都市計画に対する考え方なんて、地震の多い少ないは別にしても、相当日本とは思想が違うんだろうなと、想像しています。
今週は結局半分以上雨でした。

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  1. 2008/07/11(金) 22:07:29|
  2. 日英の相違
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初参加


GRD2 ISO100 f7.1 1/800s
今週はやや天気が悪く肌寒い。
ロンドン郊外で、少し荒れ模様の天気の日に、強い風に逆らって飛ぶ鳥を見つけた。
鳩でもないし、カラスでもない。
なんかカモメに似てるのだけど、なんて鳥だろう。
研究も、こいつのようにすこし流れに逆らってみて(みなが当然と思っていることにも)疑問を持たないと、立ち行かないことがある。

GRD2はフォーカスが固定されていれば直ぐにシャッターが切れるし、テイストが銀塩カメラに似ている。
フィルムが日本と比べると余りにも不便なので、最近使い始めた。
単焦点なので、撮るときに工夫しないといけないことが、普段は単焦点レンズで銀塩カメラを使って来た者には、とても楽しく感じる。
今迄は、アウトドアで気兼ねなく使えてかつ子供がいじっても大丈夫な様にと、コンデジはOlympus μ770SWを使っていたが、いじって楽しいと思ったことは無かった(Olympusさん、ごめんなさい)。
やはり楽しいのは、Leicaだったり、Nikon F3だったり、Rolleiflexだったり、フィルムで撮るカメラだった。
でも、GRD2のおかげで、Blogでも作ってみようかと言う気にさせられたし、コンデジに対する偏見をほんの少しばかり反省させられた。
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  1. 2008/07/10(木) 11:04:23|
  2. GRD2
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初ブログ

R0010212.jpg
GRD2 マクロ ISO80 f2.4 1/80s
縁あって英国に研究職を得て、早くも11ヶ月が過ぎた。
ようやく、少し周りを見渡せる余裕が出て来た様な気がする。
貴重な体験だと思うので、気がついたことを書き留めておくために、ブログを始めて見ようと思った。
ここ2日ほど試行錯誤して、ようやく適当な写真の大きさなどがつかめてきた。
根がずぼらなので毎日は無理だとはなからあきらめているが、その時々に感じたこと等書き留めておこうと思う。
先々週(6/26)にとある研究会で、先天性心疾患の病理で世界的に高名なBob Anderson教授に初めてお目にかかった。
自己紹介したところ、僕の書いた最近の論文を読んでくださっていて、すぐにその論文の筆頭著者が僕だと気がついてくださり、久しぶりに嬉しい思いをした(っていうか、興奮した)。
国境を越えたアカデミックなネットワークが広がっていくのが感じられるのも、海外にいるメリットだと思うし、日本にいた時と比べてすごく風通しが良い様に思う。

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  1. 2008/07/08(火) 12:31:42|
  2. 研究
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精神力

R0010164.jpg
GRD2 ISO400 f5.6 1/640s
昨日は、Wimbledom 2008の男子シングルス決勝。
結局NadalがFedererを押し切って優勝。
第2セット迄TVで観戦したところでNadalがストレート勝ちするかと思ったが、Federerが粘って結局フルセットに。
それにしても、マッチポイントを握られても自分のショットを打つことの出来る精神力は、本当にすごいと思う。
こういうぶれない心を維持する技術は、科学的研究を生業にするものにとっても身につけるべきものなのではないか。
Wimbledonの第1週目の土曜日(6/28)に、家族で観戦に出かけた。
センターコートや第一コート以外の周りのコートで沢山試合が行われていて、かなり見応えがある。
妻にとっては初の体験で、間近に杉山選手の試合も見れ、感激した様子。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/07(月) 20:02:15|
  2. 研究
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不安感

R0010238.jpg
GRD2 ISO80 f2.4 1/50s スローシンクロ
今日は7月7日。
七夕だが、3年前の今日、同時テロによってロンドンで52人の方が犠牲となった。
亡くなられた方々のご冥福をお祈りするとともに、平和な世の中が訪れることを切に願う。
日本では、テロの恐怖等意識したことはなかった。
英国にいて日々そのような恐怖を実感する訳ではないのだが、日本と違って社会の危機意識は高いと思う。
海外に暮らしてみて、初めて、日本ほど世界との接点を意識できない(もしくはし難い)人たちが多い国はないのではないかとも思う様になった。
もっとも、こちらは移民がいるのが普通のことだが、日本はそうではないので、仕方ない面はあるかもしれないが.......。
一番歯がゆく感じるのは、こちらで暮らしていると情けないくらいに日本の存在感が感じられないことだ。
先進国?なのに。
日本はこのままで大丈夫なのかと、漠然と不安な気持ちに陥ることがある。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2008/07/07(月) 19:42:05|
  2. 英国
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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