英国医学研究留学記

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ブログの引っ越し

高校の同級生から、FC2がヤバくて何時閉鎖になるか解らないよと指摘されました。
せっかくの思い出が消えてしまうのもしゃくなので、バックアップも兼ねて引っ越しをしました。
引っ越し先は、以下になります。

英国医学研究留学記2

忙しくしていて、次は何時の更新になるやら解りませんが、よろしくお願いいたします。
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  1. 2015/08/20(木) 17:56:42|
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発見

IMG_0228.jpg
Canon EOS M EF-M22mm F2 STM Intelligence Auto (ISO400, f3.5, 1/30s) , Pub "The Eagle", Cambridge

土曜日ですが、理学部の学生さんの短期プロジェクトのスーパーバイズのために、相も変わらず仕事に来ています。学生さんは、とてもまじめに実験をこなしていて、実は「おおっ」と思うデータが出ています。4ヶ月ほどのプロジェクトで終わってしまうのが彼に取っては惜しいですね。僕が書く研究費申請のパイロットデータに十分なりますし、彼の出したデータをもとに、僕が少し引き続き伸ばして行っておこうと思っています。この学生さんは、少なくとも年末までは実験をしに来て、終わらなければ来年も少し実験をしてもらうことになり、4月までに実験データをまとめて卒論にしないと行けません。

写真は、ケンブリッジにある「The Eagle」というパブで、DNAの二重らせん構造の提唱でノーベル賞を取ったワトソンとクリックが良く飲みに来ていたパブとして有名です。ワトソンの書いた有名な自伝「二重らせん」にも登場します。中に入ると、「ここで二重らせんが発見された」とのプレートのかかっているテーブル席が有って、どうもこの席で二人はあーだこーだとビールを片手に議論していたらしいです。昨年、学会でケンブリッジを訪れた際に、マーガレット・バッキンガムさん(超有名な研究者)に連れて来てもらいました。皆が遠慮してこの席だけだれも座っていなかったので、マーガレットは、「空いているからここへ座りましょ」と何の躊躇いも無く座られたので、僕たちのグループはこの由緒正しい?席で一杯やれたと言う訳です。この写真は、ノーベル医学生理学賞の発表の日にでもアップすべきだったかもしれませんね。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2014/11/08(土) 15:23:02|
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警戒

IMG_0219.jpg
Canon EOS M EF-M22mm F2 STM Intelligence Auto (ISO100, f8.0, 1/160s) , King's College, University of Cambridge
日曜日ですが、件の理学部生物学科の学生さんの実験のスーパーバイズと(事のついで?の)自分の実験のために研究室に来ていますが、日曜日ですから、家族と夕食を食べれるように、早めに切り上げて帰ろうと思っています(これを書いているのは、夕方の5時前です)。

日本からのニュースは、ノーベル賞の明るいニュースは有ったものの、御嶽山の噴火や猟奇的とも言える殺人事件のニュース、次々と来る大型台風と、何だか自分も落ち込んでしまうような悲しいニュースが多い気がします。

スペインでエボラの水平感染が確認されただけではなくて、米国ダラスでもどうやら生じてしまったらしい報道を見て、CDCという僕たち日本人からみると羨ましくなるような感染対策のエキスパート集団が居る国でもそのようなことが起こってしまうのかと正直驚きを隠せません。英国でも、スペインの事例を受け更に警戒レベルを上げるようです。日本よりも物理的距離が近いですし、シャルルドゴール空港と並んで、おそらくヒースローもアフリカからの主要玄関でしょうから、国の対応としては当然でしょうね。BBCのニュースでは、連日エボラ関連とイスラム国関連のニュースがトップを占めています。

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  1. 2014/10/12(日) 15:48:27|
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寒露

IMG_0212.jpg
Canon EOS M EF-M22mm F2 STM Intelligence Auto (ISO200, f4.5, 1/500s) , Cambridge
寒露と云うと10月8日頃を指すようですが、大阪だとまだ余り冬を意識するような季節では無い気がします。ロンドンはすっかり寒くなって来て、朝は夜露に芝が濡れています。
大きな台風が近づいているようで、大事がない事をお祈りします。

土曜日ですが、所属する大学の理学部生物の学生さんの研究の手助けのため、実習として受け入れて3週間前から研究室で実験をしてもらっています。マウスのES細胞を使う実験をしてもらっていますが、手がかかる細胞なので土日も作業が必要です。学部学生なので、スーパーバイザー無しに実験をするのは日本と違って御法度なので、僕も研究室に出てくる必要が有ります。これ幸いと、自分の仕事もしてしまおうと云う訳ですが、息子に「家族サービスする気、ゼロやな」と言われてしまいました。きっと、皆さん、こうしてダメオヤジのレッテルを家族から張られて行くのでしょうか......

風邪はちょっと良くなりましたが、依然だるくて鼻水も凄く、ちょっとつらいです。

テーマ:雑記 - ジャンル:日記

  1. 2014/10/11(土) 15:51:03|
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秋風邪

IMG_0714.jpg
Canon EOS M EF-M18-55mm F3.5-5.6 IS STM Intelligence Auto (ISO1600, 30mm, f5.6, 1/160) , Dorking, Surrey, UK
ほぼ二週間ぶりの更新です。
油断していたら風邪をひいてしまいました。熱はないのですが、ここ数日鼻水と猛烈な体のだるさに悩まされています。なかなかすっきりと治ってくれないのは、加齢の影響かと......

前回の記事とかなり関係しますが、ハーバード大のDoug Melton教授のグループが、とうとうヒトのES細胞を使って大量にインシュリンを分泌する膵β細胞を作り出す事に成功したとの論文が、出たばかりのCell誌に掲載されていて、今朝のBBCニュースでも取り上げられていました。Melton教授は、僕が大学院生の時にはカエルを使った発生生物学では既に大御所としての名声を欲しいままにしておられましたが、ある時突然にカエルを使った実験系をすべて放棄し(と言う事は、今まで培ったexpertiseを一度すべて捨て去るに等しくて、普通の人にはそんなことは出来ません)、膵臓のインシュリンを分泌する細胞(β細胞)が如何にして出来上がるかの研究に方向転換をされました。その理由が、ご子息が1型糖尿病に罹患したからだそうで、今の彼の研究のモチベーションは、糖尿病をなんとかしたいという一心であろう事は疑い様が有りません。研究の方向性の大転換の後は、あっという間にこの分野のフロント・ランナーで、全くすごいというほか有りません。先日参加したworkshopでも、ヒトのES細胞やiPS細胞から作った膵β細胞の問題点は、インシュリン合成はしているものの、生理的なβ細胞で見られるはずの上昇したブドウ糖に対応してインシュリンを一斉に分泌する反応が無いことで、とても治療に使うにはほど遠いと議論されていましたので、Melton教授のグループは、モノの見事にこの問題を解決したことになります。となると、1型糖尿病は自己免疫疾患ですから、外から補充された膵β細胞もそのままだと結局は排除されてしまうので、その問題をどう克服するかの問題が残ります。インシュリンに依存するようになってしまった2型糖尿病の患者さんにとっては光明と云えるかも知れません。

とうとうエボラの死者が4000人を越え、しかもアフリカ国外で水平感染も確認されました。スペインの病院で、現地で罹患した神父さんを国内に連れて帰って治療を施したマドリードの病院にて、治療に加わっていた看護師さんが患者さんとの事で、改めて医療従事者はハイリスクである事を実感します。ただし、パニックが起きていないのは(病院でデモは起こったようですが)欧州らしいかなと。日本だとマスコミも大騒ぎして、豚インフルエンザの時のような集団ヒステリーのような様相になりそうなのが、日本の怖いところかなと感じます。

ノーベル賞は、物理学賞で日本人の受賞。前々からいつかは取るだろうと思っていた青色LEDでしたので、あまり驚きはなかったのですが、中村修二さんが米国籍なのにはちょっと驚きました。科学行政を担う方々と、企業の方々は、こういった頭脳流出については真剣に考えないと、日本の科学技術の未来はあまり明るく無いと感じます。政府筋から「日本の科学技術の高さを示した」的なコメントも、的外れかなと、なにせ、日本がイケイケだった頃の業績に対する受賞ですから、自分たちが現在行っている科学技術行政が正しいとのお墨付きには全くならないと思います。医学賞は、実はあまり僕にはなじみの無い分野で、研究者のお名前も受賞で初めて知りました。ここ十年ではそういう事はあまり記憶に有りません。化学賞が高解像度の顕微鏡なのはなんでかなと。物理学賞と化学賞、逆じゃないでしょうかと思ってしまいました。平和賞は、多分に政治的な香りがしますが、マララさんが受賞との報道には、納得。

ロンドンもすっかり秋らしくなってしまい、寒暖の差が激しく、体調には要注意です。

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  1. 2014/10/10(金) 19:28:27|
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プロフィール

Dr Ken

Author:Dr Ken
元小児科医。ある日より、医師としてのキャリアではなく、研究者としてのキャリア・パスを志す。2007年の8月よりロンドンにある某大学医学部に講師として赴任。なかなか上達しない英語が、少し歯がゆい。万年筆と銀塩フィルムカメラが好き。縁があってやって来たこの国での貴重な体験や日々感じた事を、写真と一緒に記事にしています。

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