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夕食が終わって、コンサートを聴きにオペラ座までやってきました。

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中に入って正面の舞台の幕はこんな感じ。
お昼間には、オペラの裏舞台や衣装などを見学できる見学ツアーも有りますが、僕たちはコンサートを聴きに入ることになったので見学ツアーはパスしました(このコンサートには見学ツアーは含まれていません)。

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サイドと後ろ側のボックス席はこんな感じ。
18年前に卒業旅行で来た時には、一番上の立ち見席を当日券で買って、「魔笛」を見ました。

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本物のオペラやコンサートを聴くにはやはり最低でもネクタイとジャケット着用が男の人には必要です。
ジーンズで入場を断られることは無いかもしれません(時々、ジーンズで入ったという「武勇伝」を耳にしますので)が、日本人の恥をさらけ出すだけなので、本格的なコンサートやオペラには、ふさわしい格好が必要です。
実際にオペラの幕間には、タキシードやイブニングドレスに身を包んだ紳士や淑女達が、バーでカクテルなどを手に談笑していますので、それを見ると音楽やオペラを楽しむ以外に、社交の場である事も理解できると思いますし、ジーパンで入る事が如何に場違いかが分かると思います。

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この夏の観光用コンサートには、そういった服装の縛りが有りません。チケット買う際にも確かめましたが、売る方も「夏はカジュアルで問題無し。ジーパンも気にする必要なし。子供ももちろん大歓迎!」との事でした。本物のウィーン・フィルなんかと比べちゃ行けないかもしれませんが、家族皆で手軽に楽しむにはとても良いと思いました。
演奏している人たちは、「エンターテイメント」として写真のようにカツラをかぶってクラシカルな装いに身を包んで演奏しています。「のだめ」で黒木君が弾く「オーボエ協奏曲」をはじめ、モーツァルトの有名な曲を選んでくれていましたし(アイネ・クライネ・ナハト・ムジーク、交響曲40番、フィガロの結婚序曲、トルコ行進曲など)、本物のオペラ歌手も出てきて「フィガロの結婚」より「もう飛ぶまいぞ、この蝶々」「恋とはどんなものかしら」、「魔笛」より「夜の女王のアリア」「パパゲーノのアリア」「パパゲーノとパミーナのデュエット」などなど、オペラになじみが無くてもどこかで聞いたことがある歌をフィーチャーしてくれていたので、子供たちにも聞きやすかったみたいです。
8時15分開演で、途中休憩ありで10時過ぎに修了。この後宿に帰ってウィーン2日目が修了と相成りました。
テーマ:海外旅行 - ジャンル:旅行
- 2011/09/12(月) 19:08:13|
- 旅
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| コメント:12
こういうところで写真を撮らせてくれるのは嬉しいですね。
またカジュアルでもOKなコンサートを開いてくれるのも気軽に参加出来ていいなと思います。
ボックス席で鑑賞してみたいですね。ステージ後ろの壁画?の絵もステキです。
18年振りだと感慨深かったのではないでしょうか。
そう言えば大阪の旧フェスティバルホールは音楽家の方たちが、使いやすく音響が素晴らしいとの評価がありましたね。惜しまれながらの解体でした。
ローカルな話ですが京都会館も解体となります。でもこちらは音が割れやすく不評だと聞いたことあります。京都では現在、コンサートホールや国際会館でのコンサートや催事が増えているみたいです。
先日行く用があって見てきましたが、子供の頃から慣れ親しんできた会館だったので、少し寂しい気持ちになりました。今はひっそりと立替を待っているような感じだったので・・・(実際は色々催しがあります)
話が逸れました、ゴメンなさい。
- 2011/09/13(火) 02:27:26 |
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- kaotti1 #Oob10Koc
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素敵ですねえ、さすがは本場のムード。
ドレスコードの厳しさは初めて知りました。
ロンドンでは今は亡き巨匠たちのコンサートを何度か聴きました。
80年代のことですが、日本では考えられない安価な入場料に驚きました。
懐かしい思い出です…
- 2011/09/13(火) 03:03:32 |
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- kk #1jhbtX.k
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さすがにすごい建物です。圧倒されました。
俺だったら写真を撮ってるだけでしばらく時間が掛かりそうですが、こんな素晴らしいところで聴くコンサートは一層素晴らしいでしょうね。
一枚目の写真。
建物が空の色を映していい色合いですね。
その場の温度が伝わってきそうです。
- 2011/09/13(火) 13:13:54 |
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- 成記 #7daZ1kYE
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高尚な場所にもかかわらず、訪れてもらった観光客への
サービス精神が素晴らしいですね。(^^
後ろの幕は、もしかしてクリムトでしょうか?
- 2011/09/13(火) 13:53:36 |
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- satothing #7UVZ4oV6
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こんにちは。
こんなに素晴らしいホールで、見学ツアーだけではなくて実際に音楽を楽しまれたなんて、なんと羨ましい!
- 2011/09/14(水) 21:27:02 |
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- surgeon24hrs #xJW3mR9c
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コンサート中に大きな音がしなくて、フラッシュを焚かなければ、写真を撮るのは大丈夫そうですね。
カジュアルで行けるのは気楽ですね。しかも、子供連れ、普通は気を使いますからね。欧州は、ロンドンで行われるBBCプロムスもそうですけど、「子供と一緒に家族皆でクラシックを楽しむ」イベントが多い気がします。日本じゃあまり聞かないですけどね。
フェスティバルホール、そうでしたね。音響が良いというのは僕も聞いたことがあります。
京都会館も解体ですか?大学院生の時に、良く国際学会の会場になったので、師匠のH教授と海外の大御所と一緒にプリンスホテルでご飯を食べたりとか、したので思い出深いんですけどねぇ。ちょっと気持ち的には残念ですね。
日本は古いものを残そうという子持ちは全くないですねぇ。建物自体が「消耗品」と考えられていますからね。こちらはビクトリア時代の家が重宝されて高値で取引されたりします。ウィーン、モーツァルトの頃の劇場が、もちろん中は近代的に回収されていますでしょうけど、そのまま残って使われていますからね。
- 2011/09/15(木) 09:55:37 |
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- Dr Ken #-
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kkさん
ドレスコードは、多分強制ではないと思いますが、本人が恥ずかしい思いをするでしょうね。
もし、本人が恥ずかしくなくても、多分、日本人の評価を落とすだけになると思います。
良いですねぇ、僕もロンドンで聞きに行きたいのですけど、子供が未だちょっとねぇ。
ショルティがロンドンフィルに居たことがありますし、ロンドン.シンフォニーには総裁にベームやバーンスタイン、首席指揮者としてもアバドが居たこともありますし、一級品が未直にあるのにちょっと行くのに躊躇してしまうのは何とももったいないなと思ったりします。
入場料は安いですね。18年前にオーストリアのリンツでメータ指揮のウィーン・フィルを聞きましたが、前から5列目くらいだったのにチケットは5千円くらいダッタので驚いた記憶が有ります。
- 2011/09/15(木) 10:01:43 |
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- Dr Ken #-
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いや~、中に入ると格式高そうで、こういうカジュアルな機会でないと、入るのにビビりますね。
写真をおほめいただき恐縮ですが、あまり構図を考えずにぱちぱち取ってしまうので、今見ると写真の上に電線が入っていたりして邪魔やなぁ、なんて。レタッチで消してしまえ!と思ったりしましたが、めんどくさいのでそのまんま。この辺が上達しない原因ですね、きっと。
- 2011/09/15(木) 10:04:14 |
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- Dr Ken #-
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音楽の都ですし、おそらく観光資源は重要なウィーンの収入源でしょうから、そういった意味合いも有るのでしょうね。後、今の子供たちがクラシック離れをしてしまうと自分たちも先行き困りますから、文化的な側面も否めない気がします。
後ろの幕は、誰の作なのかよくわかりません。ネットで検索してみましたが、何も出てこないので、クリムトとか云った著名画家のものじゃないのかもしれません。パリのオペラ座の天井は、シャガールですよね。
- 2011/09/15(木) 10:06:44 |
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- Dr Ken #-
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yoさん
美術との距離感は、本当にそう思いますね。むちゃくちゃ距離が近い!
本物に身近に触れられる事は素晴らしいと思います。
ウィーンは、基本は写真NGの掲示がしてあるのですけど、観光客は皆名画の前でぱちぱちと記念撮影をしていましたし、職員も別にとがめ立てする様子も有りませんでした。小心者の僕はなかなかじゃあ取ろうという気になれませんでしたけどね。
- 2011/09/15(木) 10:08:54 |
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- Dr Ken #-
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先生、こんにちは。
本物のオペラでは、たぶんアリーナの席なんて(高くて)取れないし、ドレスコードも気になるしで、とても行けそうに有りませんけど、夏の観光用のこういうイベントは良いですね。飛びついてチケットを買ってしまいました!
- 2011/09/15(木) 10:13:27 |
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- Dr Ken #-
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